沢田研二&菅田将暉が2人1役『キネマの神様』来年4月公開 心揺さぶる特報解禁

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歌手の沢田研二が主演を務める山田洋次監督の最新作『キネマの神様』の公開日が2021年4月16日に決定。併せて、主要キャストが登場する、夢を諦めた男が、過去の自分と再会する、心揺さぶる特報映像が解禁された。
【動画】豪華キャスト集結『キネマの神様』特報
松竹映画100周年を記念し企画された本作は、作家・原田マハによる同名小説を映画化。かつて映画の撮影所で名監督やスター俳優に囲まれながら夢を追い求めたゴウを主人公に、時を経て家族にも見放されたギャンブル好きのダメ親父となったゴウが信じ続けた“映画の神様”が、ひとつの家族に奇跡をもたらす姿を描く。
当初、3月に死去した志村けんさんが21年ぶりの映画出演で初主演を務め、俳優の菅田将暉と2人1役でそれぞれ現在パートと過去パートの主人公を演じる予定だったが、志村さんは新型コロナウイルス感染のため3月に出演を辞退し、同月29日死去。沢田がその役を引き継いだ。
沢田の映画出演は14年ぶりで、山田監督作品への参加は1982年の『男はつらいよ花も嵐も寅次郎』以来38年ぶり。そのほか、永野芽郁、野田洋次郎(RADWIMPS)、北川景子、寺島しのぶ、小林稔侍、宮本信子が共演する。
新型コロナウイルスによる撮影中断など、幾多の困難を乗り越えた本作の公開日が、2021年4月16日についに決定。併せて映像初解禁となる特報映像が公開された。映像は、若き日のゴウ(菅田)が、カチンコを片手に映画制作に奮闘していた頃の映画を、現在のゴウ(沢田)が懐かしさと寂しさあふれるまなざしで鑑賞するシーンからスタートする。
映画制作に全身全霊を傾け夢を追い駆ける若きゴウと、一方で、妻・淑子(宮本)から指摘されるまで思い出せなかった程かつての情熱と輝きを失った現在のゴウ。そんな対照的なゴウの姿を中心に、永野、野田、北川、寺島、小林ら、ゴウを支える家族・友人たちが映し出される。ラストは、「何度だって奇跡を起こそう この物語を届けるために――」というテロップが流れ、本作が“映画の神様”を信じ続けた男とその家族に起きる奇跡の物語であるとともに、公開を諦めず信じ続けたキャスト・スタッフたちの強い想いを感じさせる映像に仕上がっている。
映画『キネマの神様』は2021年4月16日より全国公開。