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『世界で一番しあわせな食堂』目にも体にもおいしい料理の数々&カウリスマキ監督インタビュー到着

映画

映画『世界で一番しあわせな食堂』場面写真
映画『世界で一番しあわせな食堂』場面写真(C)Marianna Films

 目にも体にもおいしい中華料理が多数登場するミカ・カウリスマキ監督最新作『世界で一番しあわせな食堂』より、華やかな料理の写真やそれを楽しむ人などを捉えた場面写真、カウリスマキ監督のインタビューが到着した。

【写真】目にも体にもおいしい中華料理の数々! 『世界で一番しあわせな食堂』より

 本作は、毎年国連が発表する“世界幸福度ランキング”で、2018年から3年連続1位を獲得しているフィンランドが舞台の心温まるドラマ。中国・上海からやって来た料理人チェンが、食堂を経営するフィンランド人女性シルカと出会い、国籍や文化の違いを乗り越え、お互いを家族のように思いやる気持ちが芽生えていく様子を朗らかに描く。『過去のない男』『希望のかなた』で知られるアキ・カウリスマキの兄、ミカ・カウリスマキが監督を務めた。出演はアンナ=マイヤ・トゥオッコ、チュー・パック・ホングら。

 お互いの文化を尊重しあい、全く異なった世界を受け入れようと努力する人々の姿を通して、分断に揺れる現代社会に対するカウリスマキ監督の強いメッセージを込めた本作。劇中では、中華料理のプロの料理人である主人公チェンが作る、目にも体にもおいしい“医食同源”がモットーの料理が物語を彩るポイントとなっている。

■「フィンランド×中華」意外な組み合わせのキッカケ

(C)Marianna Films
 “中国人が主役のフィンランド映画”という異色な本作の成り立ちについて、カウリスマキ監督は「数年前、ラップランド地方の小さな村がたくさんの人で混雑している場に遭遇しました。最初は何かスポーツイベントでも行われているのだろうと思ったのですが、彼らは中国人観光客だったのです」とコロナ禍以前、中国人観光客の増加に驚いたことがきっかけだったと明かす。当時、いわゆる地方であるラップランドでは、若者たちは仕事を求め首都のヘルシンキなどフィンランド南部に出ていくばかりで高齢化が進んでおり、中国からやってくる団体旅行客を受け入れるためのホテルが次々と建設される状況だったという。

 そして「また同じ頃、脚本家から『伝統的な中国医学に興味がある』という話を聞きました。中国医学においては食事がとても重要な役割を果たしていて健康の秘訣だということ、『あなたは食べたもので出来ている』という考えが根底にあるというんです。それを聞いた時にこの物語のアイディアがひらめきました」と語る。

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