『WIND BREAKER』が実写映画化! ファーストルック&超特報解禁

にいさとるによる人気漫画『WIND BREAKER』が、実写映画化されることが、19日に放送されたテレビアニメ第2期最終話の中で初公開となった超特報映像で解禁となった。公開は12月を予定している。併せて、街を守る“防風鈴”の姿を切り取ったファーストルックも解禁された。
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原作漫画は、2021年にマガジンポケットで連載が開始されると、若い世代を中心に大きな反響を集め、翌年には「全国書店員が選んだおすすめコミック2022」受賞、24年には待望のテレビアニメ化を果たし各配信サービスで視聴ランキング上位を席巻し、25年4月期には早くもテレビアニメ第2期が放送。連載開始からわずか4年間で累計発行部数は800万部を突破。舞台化、ゲーム化とその人気ぶりはますます加速を続けている。
ケンカだけを取り柄に孤独に生きてきた主人公・桜遥。かつて不良の巣窟と恐れられた風鈴高校のてっぺんを獲るため街にやってくるも、生徒たちは防風鈴=WIND BREAKERと呼ばれ、街を守る存在へと変貌を遂げていた。桜は戸惑いながらも防風鈴の一員として初めてできた仲間と街の命運を賭けて、戦いに身を投じていく―。
街を守る正義の不良というこれまでにない設定と、個性的で魅力あふれるキャラクター、不良漫画として王道の物語展開が掛け合わさり、瞬く間に多くのファンを生み出してきた『WIND BREAKER』。
実写映画の監督は『ブルーピリオド』『サヨナラまでの30分』など、新たな青春映画を生み出してきた萩原健太郎、脚本は『ハケンアニメ!』で日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞した政池洋佑が務める。アクション映画としての魅力を担保しながら、孤独な主人公・桜遥という人間が仲間との関わりの中でどう変化していくか? アツい人間ドラマを生み出してきた2人のタッグで映画『WIND BREAKER/ウィンドブレイカー』としてキャラクターたちに息吹を吹き込む。
撮影は2025年2月から4月にかけて沖縄県でのオールロケを敢行。物語の中心地ともいえる防風鈴たちが守る「東風商店街」は県や自治体、地元住民の方々からの最大級の協力を得て、実在の商店街を借り、映画用の店舗看板、外装・内装を1店舗ずつ装飾し、原作のアイコンとなる東風商店街のアーチや防風鈴の口上が描かれた看板などもゼロから建設するなど大規模なオープンセットを制作。原作のエッセンスを踏襲しながら映画の世界観を見事に作り出した。
加茂義隆プロデューサーは「仲間たちの熱い友情が主人公・桜の抱える孤独や葛藤を打ち破ってゆく。『一人では乗り越えられない深い闇も、仲間となら壊すことができる』そんな胸を打つ原作の力強いメッセージを映画で届けたいという思いが出発点でした」と今回の映像化の意図をコメント。
萩原監督は「この映画は、“ヤンキー映画”という一見すると前時代的なジャンルへの挑戦状です。若く熱量高い俳優たちと、“当たり前”に疑問を持って、壊して、再構築した先にその答えがあると信じて撮影に挑みました」と撮影の手ごたえを語った。
解禁されたファーストルックは、東風商店街のストリートに押し寄せた獅子頭連の大群に相対する防風鈴の6人のバックショットが切り取られ、風が立ち、木の葉が舞う中、まさにいま始まろうとする戦いのはじまりが表現され、スケールを感じる一枚に仕上がった。
そして超特報映像はダイナミックで疾走感のあるアクションの数々と敵に向かおうと駆けだす桜の印象的なバックショットで締まる、期待高まる映像に仕上がっている。
実写映画『WIND BREAKER/ウィンドブレイカー』は、12月公開。
制作陣のコメント全文は以下の通り。