『ザ・スイッチ』中身は女子高生の中年殺人鬼、内股の乙女走りで逃走&絶叫! 本編映像解禁

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ホラー映画『ザ・スイッチ』より、中年の殺人鬼と体が入れ替わってしまった女子高生ミリーが、こわもて大男姿のまま内股の乙女走りで逃走するシュールな本編映像が解禁された。
【動画】『ザ・スイッチ』本編映像<逃走中!編>
気弱でさえない女子高生と中年男の連続殺人鬼の史上最悪の入れ替わりを描く本作は、『透明人間』(2020)、『アス』(2019)、『ゲット・アウト』(2017)などの製作会社ブラムハウス・プロダクションを牽引するジェイソン・ブラムと、『ハッピー・デス・デイ』シリーズのクリストファー・ランドン監督の強力タッグによる最新作。
連続殺人鬼のブッチャー(ヴィンス・ヴォーン)が女子高生のミリー(キャスリン・ニュートン)らを襲った翌日。解禁された本編映像では、ブッチャーの残忍な犯行の一部始終と、さらに今も逃走中というセンセーショナルなニュースが報じられ、不穏な雰囲気に包まれる街の様子から始まる。
そんな中、商店街に立ち並ぶ店からひょっこりと顔を出し、辺りを見回しながら恐る恐る歩き出すブッチャー。その不安そうな表情は殺人どころか虫すらも殺せなさそうだが…それもそのはず、その中身は昨夜入れ替わってしまった女子高生ミリーなのだ。
この奇妙で最悪な状況を一刻も早く誰かに気付いてもらわなければと、顔見知りのおじいさんに駆け寄るミリーだが、おじいさんからすれば、全く面識のないイカツイ中年大男に突如ハイテンションで声をかけられドン引き。しまいにはぶつかったマダムに「殺人犯よ!」と叫ばれ、共鳴するかのようにミリーもパニックになって叫びだし、内股の乙女走りでその場から逃走する。
連続殺人鬼ブッチャーとしての恐怖をもたらす怪演と同時に、中身が入れ替わった女子高生ミリーをチャーミングかつユーモアたっぷりに演じきったヴィンス・ヴォーン。このシーンでの内股・乙女走りのほかにも、親友に自分がミリーだと信じてもらいたい一心で踊るチアダンス、片思いの男の子に上目遣いするチャーミングな表情など、さえないJKを憑依(ひょうい)させた演技を見せており、本作で本年度Critics Choice Super Awardsのホラー映画部門最優秀男優賞を受賞している。
監督のクリストファー・ランドンは「ヴィンス・ヴォーンの過去の作品について全てと言っていいほど、よく知っているよ。だからこそ、ヴィンスに本作へ出演してほしいと願ったんだ」と出演を熱望したことを明かす。
さらに監督は「ヴィンスは体格が良く、雰囲気も怪しくて恐い印象がある。ヴィンスは恐くて強い印象があるが、同時にチャーミングで面白くて親近感のある男なんだ。ヴィンスは多面性があるから役が求めるいろいろな面をこなせることは分かっていた。あとは、とにかく一緒によく話し合ったりして進めた。ミリーのキャラクター性について深く掘り下げたりしてね。ヴィンスが女子の真似ごとをしているように見えるのではなく、どのように本当に女子になり切ることができるかどうか、といった辺りについてもよく話し合った。ヴィンスがミリーになり切ることは本作にとって重要な鍵だったからね」と語っている。
映画『ザ・スイッチ』は4月9日より全国公開。