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小川紗良監督『海辺の金魚』予告解禁 主題歌は元チャットモンチー橋本絵莉子が書き下ろし

映画

 女優・文筆家・映画監督の小川紗良の長編初監督作『海辺の金魚』より、予告とポスタービジュアルが解禁。併せて、主題歌が元チャットモンチーの橋本絵莉子の書き下ろし楽曲「あ、そ、か」であることも発表された。

【動画】小川紗良、長編初監督『海辺の金魚』予告編

 本作は、児童養護施設で暮らす少女たちの世界と心の成長を描く人間ドラマ。これまで女優としてNHK連続テレビ小説『まんぷく』や映画『ビューティフルドリーマー』などさまざまな作品に出演し、自主製作映画3作品の全てが映画祭入選を果たした小川監督にとって初の長編監督作品となる。4月29日から韓国で行われる、第22回全州国際映画祭インターナショナルコンペティション部門での上映も決定している。

 主役の花を演じるのは、小川監督の監督3作目である『最期の星』で主演デビューし、本作が長編映画初主演となる小川未祐。花と同じ施設に入所してきた8歳の少女・晴海を、オーディションで選ばれた花田琉愛が演じる。また、児童施設長のタカ兄役を芹澤興人、花の同級生で数少ない友人・貫太役を福崎那由他、花が迎えに来る日を待ち望んでいる母役を山田キヌヲが務める。

 児童養護施設で暮らす18歳の花(小川)は、施設で暮らせる最後の夏を迎えていた。そこに新たに8歳の少女・晴海(花田)が入所してくる。かつての自分を重ねた花は、晴海と過ごすうちに今までに無かった感情が芽生えてゆく。

 予告編は、花が、施設に新たに入所してきた晴海と出会い「ここにいる人こわくないよ。いい子にしてたら大丈夫」と優しく語りかける場面から始まる。続いて、二人の心が次第に通じてあってゆく様子が、ロケ地・鹿児島県阿久根市の雄大な自然と共に優しく繊細に描かれていく。後半からは、橋本絵莉子の主題歌「あ、そ、か」が温かく包み込むように流れる中、花が葛藤しながらも、晴海の小さな手をにぎりながら大きな世界へ一歩踏み出していく姿が映し出されている。

 ポスタービジュアルは、ストーリーのメインとなる二人の少女、花と晴海が向き合い笑顔をあふれさせる姿を大きく切り取ったもの。横には「いい子じゃなくても、抱きしめて。」というコピーが添えられており、作品のやわらかな雰囲気が伝わるビジュアルとなっている。

 本作の主題歌は、小川監督が小学生のころからファンだったという橋本のオフィサシャルサイトへ直接メールでオファーしたことがきっかけで実現。橋本は「ソロになってサイトを開設したばかりの時に、小川監督から直接の依頼だったのでびっくりしましたが、ラッシュ映像をみて一瞬で引きこまれました。普段、自分が目にしない知らない世界をテーマに扱っていて、そこに自分の息子と同じくらいの子供たちが沢山いる―。どうしようもない強い衝撃を受けました」とオファーを受けた当時を述懐。

 続けて「そして、私でできるかな? 私でできることはあるかな?という二つの気持ちから主題歌を引き受けました。どうしたらこの作品の世界観の一員になれるか、自然に寄り添うことができるかなと意識しながら制作しました。ソロになって初めてのバンド編成での制作となった曲ですが、小川監督に気に入って頂けて良かったです」と楽曲に込めた思いを語っている。

 また今回、文筆家としても活動する小川監督の書き下ろし小説「海辺の金魚」が、ポプラ社より6月10日に発売することも決定。同書は映画と同じ施設を舞台に、そこで生きる子供たちの姿を綴ったオムニバス形式の短編集で、映画『海辺の金魚』のエピソードも一遍に収められている。

 映画『海辺の金魚』は6月25日より新宿シネマカリテほか公開。

小川紗良、長編初監督『海辺の金魚』予告編

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