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約30年ぶり2度目のオスカーに輝いたアンソニー・ホプキンス 喜びの声が到着「本当に予想外でした」

映画

映画『ファーザー』場面写真
映画『ファーザー』場面写真(C) NEW ZEALAND TRUST CORPORATION AS TRUSTEE FOR ELAROF CHANNEL FOUR TELEVISION CORPORATION TRADEMARK FATHER LIMITED F COMME FILM CINE-@ ORANGE STUDIO 2020

 映画『ファーザー』で第93回アカデミー賞主演男優賞を史上最高齢受賞した俳優アンソニー・ホプキンスから、喜びの声が届いた。

【動画】目の前の娘が分からず混乱 『ファーザー』本編映像

 授賞式を欠席したホプキンスは、故郷ウェールズから「おはようございます。生まれ故郷のウェールズに来ています。83歳という年齢になってこのような賞を受賞するとは全く思ってもみませんでした。アカデミーに感謝を申し上げます。そして、あまりにも早くこの世を去ってしまったチャドウィック・ボーズマンにこの賞を捧げます。ありがとうございます。本当に予想外でした。とても光栄で名誉なことと思います」とのコメントを寄せた。

 ホプキンスのアカデミー賞主演男優賞は、『羊たちの沈黙』(1991)以来、約30年ぶり2度目の快挙となる。

 5月14日より日本公開となる本作は、世界30ヵ国以上で上演された傑作舞台の映画化。誰にも訪れる人生の夕暮れと揺れる親子の絆を見つめた物語で、自身と同名で生年月日も同じ主人公の父親を、現在83歳のホプキンスが演じた。アカデミー賞では主演男優賞のほか、脚色賞(クリストファー・ハンプトン、フロリアン・ゼレール)にも輝いた。

◆アンソニー・ホプキンス・ホプキンスの演技に脱帽! 瀬々敬久「まるで即身仏のよう」

 そして今回新たに、ホプキンスの目の動き、呼吸の仕方、体の動かし方、発声など一挙手一投足から目が離せない本編映像が解禁された。

 娘アンの帰宅を知り玄関に迎えに行く父アンソニーだが、そこには自分が思う姿とは別の姿のアンがいた。混乱するアンソニーに「何かあった?」と尋ねるアン。それに対し「この茶番は何だ」と反論する。状況を理解できないアンは、何のことかと尋ねると「アンだ、アンはどこにいる」と“本当の娘の姿”をひたすら探す。しかし、状況を理解したのか、説明することを諦めたのか、はたまたプライドか、「そうかね」と突如一転、笑顔でアンに「何を買ってきたのか」と話を変える。

 認知症による記憶と時間の混乱、現実と幻想の境界の崩れを、見ている観客たちもアンソニーと共に体験するようなシーンとなっている。

 本作について、『糸』の瀬々敬久監督は「アンソニー・ホプキンスの一挙手一投足は舞踏のように荘厳でありながら、リアリティの極致に到達している。人間という『生き物』を演じながら、人生の『真実』に触れてくる。まるで即身仏のようで、私たちは初めてこのような映画を見る幸福を味わえるのだ」と称賛。

 『劇場』の行定勲監督も「アンソニー・ホプキンスのリアリティのある深淵なる演技。失われし記憶、しかし、執着だけは残る人間の悲しみ。これは他人事ではない」、『孤狼の血』の白石和彌監督も「認知症である父の視点で戸惑い不安に陥りながら過ごす90分。スリラーのような感覚に陥るが、見終わるととても愛しい時間を過ごしていたことがわかる。アンソニー・ホプキンスの素晴らしい演技にただただ圧倒された」と賛辞を送っている。

 映画『ファーザー』は、5月14日よりTOHOシネマズ シャンテほかにて公開。

アンソニー・ホプキンスが2度目のオスカー受賞! 映画『ファーザー』本編映像

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