トム・クルーズ、スタッフを怒鳴りつけた音声流出に初コメント
昨年12月、映画『ミッション:インポッシブル』第7弾撮影中に、コロナ対策のルールを破ったスタッフを怒鳴りつける音声がリークされたトム・クルーズ。この音声は、当時大きな反響を呼んだが、この件についてトムが初めてコメントした。
【写真】 『ミッション:インポッシブル』第7弾の撮影風景をキャッチ
波紋を呼んだ音声は、The Sunが公開したもので、ソーシャルディスタンスのルールを守らなかったスタッフに対し、「俺たちがいるから、ハリウッドでは今この時も映画を作ってるんだ! 俺たちと、俺たちがやってる事を信じてくれてるんだよ!」「だからもう二度と(ルール違反は)見たくない。またやったらクビだからな! もし他のスタッフがやっても同じだ。お前も、お前も、お前もだ」と、声を荒げるトムの様子が録音されていた。
ET Canadaによると、当時まさにトムが撮影していた『ミッション:インポッシブル』第7弾の公開に先立ち、Enpire誌で初めてこの件について話したそうだ。
「あの通り、言ったよ」と潔く事実を認めたトムは、「当時(撮影をしていた)イギリスは大変で、危機的な状況だった」と説明。「だけど、あれはスタッフ全員に言ったわけではないんだ。セットにスタッフを残して、問題のスタッフだけを呼んで言ったんだ」と当時を振り返った。
続けて、「素晴らしいことに、あの後二度と撮影が中断することはなかった。それに、今も撮影を続けている」とも話しているという。
当時リークされた音声には、「映画産業がシャットダウンして、家を失った人たちに顔向けできるのか。食費も出ないし、学費だって出せないんだ。俺はそんなことを背負って、毎晩寝てるんだよ。映画産業の未来をだ! だから、謝罪すら受け入れられなくて申し訳ない。すでに言ったし、何度でも言う。俺が望むこどが出来ないなら、辞めてくれ。この映画をシャットダウンさせはしないんだ! わかったか?」と、映画産業を背負うトムの思いが伝わるような内容だったことも話題になった。
トムの怒声に対しては当時さまざまな反響があり、Los Angeles Timesはツイッターにて、これが正当なものか意見を求めていた。寄せられた反応を見ると、トムの態度に懐疑的なコメントとともに、好意的なもがあり、賛否両論だった。
映画『ミッション:インポッシブル』第7弾は、2022年5月27日に全米公開予定。