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『Arc アーク』芳根京子が同じ見た目で演じ分け <19歳・30歳・89歳>の場面写真解禁

映画

映画『Arc アーク』芳根京子演じるリナ<19歳>の場面写真
映画『Arc アーク』芳根京子演じるリナ<19歳>の場面写真(C)2021映画『Arc』製作委員会

 女優の芳根京子が主演を務める映画『Arc アーク』より、人類で初めて不老不死の手術を受け、30歳の若さを保ったまま長い人生を歩んでいくリナ(芳根)の姿を写し出す、3つの時期の場面写真が解禁された。

【写真】芳根京子<19歳・30歳・89歳>3つの時期の場面写真

 SF作家ケン・リュウの短編小説『円弧(アーク)』を石川慶監督が映画化した本作は、人類史上初めて永遠の命を得た女性の人生を描く、驚嘆と不思議(=センス・オブ・ワンダー)に彩られたエンターテインメント作品。

 主人公リナは、人類で初めて若い姿のまま生き続けることを選択し、同じ見た目で100歳以上まで生きる女性。この”難役”を芳根が繊細かつ大胆に演じきった。

 解禁された場面写真では、リナの19歳、30歳、89歳の3つの時期の姿が捉えられている。

 1枚目は、19歳で故人を美しい姿のまま保存するボディワークスの仕事に出会い、見習いとしてその道の第一人者であったエマ(寺島しのぶ)の下で仕事を学んでいる時期。この頃のリナは人生に傷つき、どこか人を信用しきれないような反抗的な表情を見せることが多かった。切りっぱなしの髪型や動きやすさ重視の服装にも、その頃のリナの不安定な心情が表れているようだ。

 2枚目は芸術的価値を得たボディワークスのアーティストとして成功を収め、会社を代表するスターアーティストに成長した30歳の写真。髪をまとめ上げ、自信にあふれた強い意思を感じさせる、りんとした表情が印象的だ。彼女の存在に多くの人が憧れ、彼女自身も会社を背負う責任ある立場として気丈に振る舞うことが多い一方で、現実になりつつある<人類の不老不死>に対し、選択する者・しない者に社会が二分されつつある時期でもあり、その矢面に立つリナは、自らが<選択する者>の第一号となる決断を下す、人生のターニングポイントを迎える。

 3枚目は、リナ89歳の写真。この約60年間で、世界は不老化処置を受けている人の方が多数派になり、84歳で出産した娘ハル(鈴木咲)と共に暮らすリナの姿は、緩くまとめた髪型や肩の力が抜けたナチュラルな服装からも、30歳の時に比べてゆったりと余裕のある雰囲気が感じられる。見た目は変化せずともに精神的に成長し、同時に母親として愛情深く娘を見守る優しい表情が見て取れる。

 見た目は変わらずともライフステージによって変化の多い女性ならではの、その時期ごとの心情を写し出している3枚の写真。メークや髪型、衣裳はもちろん、芳根の豊かな表現力で魅せる、リナの長い人生に注目だ。

 映画『Arc アーク』は、6月25日より全国公開。

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