芳根京子「お見せできないレベル」 会場満席&サプライズ演出に大号泣
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女優の芳根京子が25日、都内で催された映画『Arc アーク』の公開初日舞台あいさつに寺島しのぶ、岡田将生、清水くるみ、小林薫、子役の鈴木咲、石川慶監督と共に出席。満員の客席に喜び、さらにサプライズ演出を受けて号泣した。
【写真】芳根京子「我慢してたんですよ!」 石川慶監督の手紙に大粒の涙
本作は、作家ケン・リュウの短編集「もののあはれ」に収録される短編「円弧(アーク)」を実写化したSFエンターテインメント。不老不死を得た女性・リナ(芳根)の人生を描く。
芳根は客席を見渡し、目をうっすら潤ませて「私たちの手の中にあった、子供のような作品が今日外に飛び立つ瞬間は、寂しくもあり、『力強く飛んでいってね!』という思いが強くあります」とあいさつ。
仕事の師・エマ役の寺島も「このようにお客様がいっぱいいらっしゃる中での舞台あいさつは感動的なものがある」と言えば、エマの弟・天音を演じた岡田も「本当に、100%の客席を見ると圧倒されてしまう。すごい感慨深い」と述べた。
100歳を超えてもなお生き続け、84歳で娘(ハル/鈴木)を出産した女性、という難役を演じた芳根。サプライズ登場した鈴木から花束を受け取り、石川監督からオファー当時などを述懐する手紙が読み上げられると、大粒の涙をこぼして号泣した。
芳根は時おり後ろを向いて「お見せできないレベルで泣いている」とこぼし、「今日は一言目から我慢してたんですよ! こんなに満員のお客様に見ていただけることに感極まっていた。石川監督の言葉に泣かされた。こんなに幸せなことはない。こんなに必要としていただけて…。役者としてこんなに嬉しいことはない。(宣伝活動も含めて)『自分ももう少しやれるのかな』『もっともっとがんばれるかな』と活力になる言葉をいただいた」と感激。
続けて「この作品のお話を聞いたとき、本当にこの仕事が自分に向いているか分からなかった時期だった。それも石川さんがすごく優しく包み込んでくれた。そして今、こうしてここに立つことができている。私の人生のかけがえのない存在」と感謝を伝えた。
映画『Arc アーク』は、全国公開中。