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ジェームズ・ガン、『ザ・スーサイド・スクワッド』に影響を与えた名作戦争アクションを明かす

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映画『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』場面写真
映画『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』場面写真(C)2021 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved TM &(C) DC Comics

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 8月13日公開の映画『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』が、1960年代から70年代の名作戦争アクションに影響を受けて制作されたことを、ジェームズ・ガン監督が明かした。

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 『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』を世界的大ヒット作に仕立て上げ、『アベンジャーズ』シリーズの製作総指揮も務めた同監督が手がけた本作。全員終身刑の14人が減刑と引き換えに政府から極秘指令を受け、成功率0%のデス・ミッション―全世界の脅威となる「カイジュウ」計画の阻止に出動、それぞれが世界を救うため突き進みながら縦横無尽に暴れまくるサバイバル・アクションだ。

 監督のジェームズ・ガンは「この映画の中心には、戦争アクションがあるんだ。『特攻大作戦』(1967)や、『戦略大作戦』(1970)のようなタイプの戦争アクションのね」と、影響を受けた作品のタイトルを明かす。

 『特攻大作戦』は、第2次世界大戦のノルマンディー上陸作戦に先立ち、ドイツ軍を混乱させるべく立案された極秘作戦に挑むならず者たちのアクション作品。軍規を破り収監されていた囚人たちが、罪の帳消しと引き換えに壮絶なミッションに挑む姿を描く。

 そして『戦略大作戦』は、米陸軍の一獲千金をねらうはみだし者たちが、ドイツ軍が大量に隠していた金塊を盗み出そうとするアクション・コメディー。登場人物たちの軽妙な掛け合いも見どころだが、終盤の戦車アクションも手に汗握る名シーンだ。

 どちらもアウトローたちが命をかけて大勝負に出る傑作アクションで、全くヒーローらしからぬ彼らが巨悪に立ち向かうところが共通する。ジェームズは「かつて大人気だった、このようなジャンルの作品を、ユニークなコスチュームを身にまとったキャラクターたちで再現することができて僕はとても楽しいんだ!」と、自分のクリエイティビティ-を存分に生かせていることを話す。

 スーサイド・スクワッドのメンバーは、クレイジーな悪カワのハーレイ・クインをはじめ、どんな敵もチーズに変えてしまうポルカ・ドットマンや、幼少期から殺しの訓練を受けてきた最強スナイパーのブラッドスポート、そしておなかが減ると手当たり次第に食べてしまう半分人間半分サメのキング・シャークなど、見た目も性格も個性的で凶悪なやつらばかり。ジェームズは、そんな彼らを60 年代にブームとなった戦争ケイパームービーのフォーマットに見事に落としこんだ。

 命令に背けば即死、ミッション失敗でも即死という、まさに自殺級ともいえるデス・ミッションに挑む彼らは、我々にいったいどんな活躍をみせてくれるのか? ジェームズは「彼らはミッションの中で死ぬかもしれない。でも最終的に彼らは団結する。そして彼らの道徳性がどのように変わっていくかが描かれるんだ」と語り、壮絶なアクションの中で起こるスクワッドのメンバーたちの変化と、彼らの中で生まれるドラマも匂わせる。

 ハーレイ・クインを演じたマーゴット・ロビーは「この映画には、ジェームズ・ガンらしいトーンやリズムがある。とても可笑しいし、アクションが満載。そしてたくさんのハートがあります」と語り、やはりただスカッと爽快なアクションだけではない、ジェームズらしいユーモアやドラマがあることを明かしている。

 映画『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』は8月13日より全国公開。

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