TBS10月期、安住紳一郎アナ『THE TIME，』など朝の大改編 「総力を挙げて朝の戦いに挑む」
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TBSの10月期番組改編説明会が16日、オンラインで開催され、編成局長の瀬戸口克陽氏、編成部長の福士洋通氏、編成部企画総括の福田健太郎氏、野村彩也子アナウンサー（司会）が出席した。10月改編のテーマは、“朝の大改編”と“金曜日の強化”。目玉となる安住紳一郎アナウンサー総合司会の朝の帯番組『THE TIME，』（毎週月曜～金曜5時20分）をはじめ、新番組について説明された。
【写真】新番組『THE TIME，』司会を務める安住紳一郎アナと香川照之
朝帯は、『THE TIME，』、前枠には兄弟番組の『THE TIME’』（毎週月～金曜4時30分）をラインナップ。瀬戸口氏は「朝の視聴習慣を変えることは本当に大変だが、ここの戦いに打って出ないとならない。全局、JNN系列、総力を挙げて、朝の戦いに挑みたい」と開口。また、「どうしても負けられない戦い」のためエースの安住アナウンサーに出演を依頼したそうで、「挑戦したいという高い志を持っている人間。TBS愛も深く、『ぜひ一緒に戦いましょう』と快諾してくれた」と告白。金曜司会は俳優の香川照之が務めるが、「マルチに活躍されている方なので、お力を借りたい」と口にし、「強力なタッグで届けたい」と力強く語った。
同番組の視聴ターゲットは30～40代の女性とその家族を定めているそうで、「日本の朝が見えるというコンセプトで、JNN各局からの中継、ライブ感、予定不調和も大事になる。ちょっとしたハプニングもウイットに富んだやりとりを含めて、視聴者の皆さんが見たくなる番組を届けたい」と熱く語り、「朝を勝ち切ることで、夕方以降、GP帯に向けての流れを改善していきたい」と期待を。また、苦戦中の『ラヴィット！』（毎週月～金曜8時）にもつなげていく狙いもあり、同番組について福田氏は「まだまだ苦戦していますが、ターゲットとしている30～40代の女性に徐々に浸透している。夏休みに家族で楽しめる企画を掲げ、視聴習慣につなげていきたい」と明かした。
金曜は長寿番組の『ぴったんこカン・カン』が終了し、笑福亭鶴瓶と今田耕司司会の『ザ・ベストワン』（毎週金曜20時）がレギュラー化する。今一番見たいベストな芸人が“ベストワン”のネタを披露するが、福田氏は、「他局のネタ番組とは違うものを見せられると思う」と手応えを明かし、「家族みんなで楽しんでもらえるような番組」と説明。
また人気のドラマは、結婚願望ゼロのイマドキ女×ある人を一途に想う堅物イケメンが送る偽り夫婦コメディーとなる火曜ドラマ『婚姻届に判を捺しただけですが』（22時）、完全オリジナルで描くサスペンスラブストーリーとなる金曜ドラマ『最愛』（22時）、小栗旬主演の日曜劇場『日本沈没―希望のひと―』（21時）をラインナップ。福田氏は「弊社のドラマは今、いろんな所で高評価をいただいてる自負があります。10月クールも『TBSのドラマはさすがだな』と思っていただけるようなものができたと思います」と自信をのぞかせていた。
