鞘師里保、「ただいまかえりました」活動再開後初ライブで涙 ライブツアーも発表
元モーニング娘。の鞘師里保が、9日、東京・豊洲PITでグループ卒業後初のソロライブ「RIHO SAYASHI 1st LIVE 2021 DAYBREAK」を開催。約5年半ぶりとなるライブでは、4⽇にリリースした1stEP「DAYBREAK」を中心に久しぶりの生歌とパフォーマンスを披露。ファンからの大きな拍手に鞘師は終盤に感極まって涙を流すシーンもあった。
【写真】5年半ぶりにファンの前で歌唱&パフォーマンスを披露した鞘師里保
本来5⽉28⽇の鞘師の23歳の誕⽣⽇に開催予定だった活動再開後初のソロライブだったが、新型コロナウィルス感染拡⼤防⽌に伴う緊急事態宣⾔を受けて延期に。この日は万全の感染対策を行ったうえで収容人数の半分以下となる約1500⼈が、鞘師の再起となるステージを見届けた。
照明が暗転し、浮かび上がる⼀⼈のシルエット。会場に響いたのは緊張感のある繊細な歌声。「少し震える肩 硬く握る両⼿」と鞘師のその瞬間の心境を歌うような歌詞ではじまる「BUTAI」で開幕すると、イレブンプレイのダンサーMAYUとNAGISAとの3⼈でシンクロ率の高いダンスパフォーマンスを披露。
1曲⽬を歌い切ると久しぶりファンの前に立った鞘師が、少し照れ笑いをしたあと「みなさん、ただいまかえりました」と深々頭を下げると、歓声を出せないファンからは割れんばかりの大きな拍手。「本当に、本当にうれしいです。こういう状況のなかで、いろんなことを今まで以上に考えながらこの時間を迎えて、たくさんのみなさんと同じ時を過ごせていることを感謝をしています」と言葉を嚙みしめながらあいさつした。
バンドがシティポップなBGMを奏でたあと、先⾏配信時にトレンド⼊りして話題にもなった「Find Me Out」、バウンシーなビートが特徴の「Simply Me」というダンスナンバーを披露。MCを挟んで、今年1月にオンラインライブで披露した本人初作詞曲のバラード「あの⽇約束したから」をしっとりと歌い上げた。
その後のVTRでは、「『LAZER』という曲で初めて振り付けに挑戦したが、踊るのと⽣み出すのは全然違って⼤変だった」という苦労も明らかに。最後には「この瞬間のために過ごしてきた⽣きてきた。その想いが発揮できるように、全員に届けられるように、このLIVEをそういう時間にしたい」と熱い眼差しで語った鞘師。
その流れで、来年に1⽉の1stツアー開催と、9⽉にドキュメンタリー映画が上映されることを発表。1stツアーの会場として中野サンプラザが発表されると、会場だけでなくSNSでも⼤きな反響があり、話題となりました。
「Puzzle」では歓声こそ出せないものの、オーディエンスが⼀⻫に⼿を揺らし、会場は⼀体感が溢れました。会場のボルテージがマックスを迎える中、ラストの曲、鞘師の⼼の叫びを歌にした「LAZER」を途中涙をこらえながらエモーショナルに歌い上げた。
本編のラストには会場を訪れたファン全員から「おかえり」と書かれたプラカードを掲げるサプライズが。突然のサプライズに鞘師は「歌うことを辞めそうだったけど、ファンの皆さんの声が届き続けていたから少しずつ前を向けました」と涙を流しながら感謝の気持ちを語り、最⾼度の熱量の中感動的なフィナーレとなった。最後に「またね︕」と笑顔で締めくくり、ファンの熱い想いと共に盛り上がった本公演は、⼤盛況のうちに終幕した。
■鞘師里保 1stライブツアー
2022年1月15日(土)東京・中野サンプラザ 15時00分開演/18時30分開演
2022年1月16日(日)大阪・Zepp Osaka Bayside 18時00分開演
2022年1月23日(日)広島・BLUE LIVE HIROSHIMA 14時30分開演/18時00分開演
■鞘師里保ドキュメンタリーフィルム「Middle of the Night」上映
9月11日(土)・12日(日) 東京・ユナイテッド・シネマ アクアシティお台場