岡田准一、土方歳三に完全憑依! 『燃えよ剣』新カット解禁
V6の岡田准一が主演する映画『燃えよ剣』より、土方歳三が岡田にのりうつったかのような新場面写真が解禁された。
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本作は、歴史小説界の巨星・司馬遼太郎が土方歳三を主人公に、新選組の志士たちの知られざる人生と激動の時代・幕末を描いた国民的ベストセラーの映画化。
江戸時代末期。黒船来航後の激動の幕末を舞台に、わずか6年だけ存在した「新選組」。時代の大きな変化の中、剣を手に命を燃やした志士たちの知られざる愛と戦い。鬼の副長・土方歳三と、「新選組」は、いかにして歴史に名を刻む伝説となったのか―。
場面写真には、土方歳三本人の現存する肖像写真と同じように、断髪・洋装で椅子に座る土方役・岡田の姿が写し出されている。「武士になる」という熱い夢を胸に、武州多摩の“バラガキ”から新選組副長の座まで上り詰めた土方だったが、時流は一気に倒幕へと傾き、激しい戦地では多くの同志を失うことに。しかし、そんな敗色濃厚な戦いの中でも、最後まで武士道を貫いた土方。刀を強く握りしめ、真っすぐ先を見つめるその表情は、武士としての誇りと哀愁、そして圧倒的な貫禄を感じさせる。
先日行われた本作の完成報告イベントにて、「歴代で一番カッコいい役柄をやらせてもらった」と喜びを語った岡田。広く知られているこの洋装姿の土方を演じるにあたり、「写真の雰囲気にどうやったら合わせていけるか、この顔にはどうやったらなっていけるのかというのは、役を作っていくうえですごく大事にしました」と述懐した。さらに、「僕らは演じる際に、『その役柄に愛されるかどうか』というのが最後のカギになるのですが、たまに役柄が振り向いてくれる時があって。撮影の最後の方は、いつも土方さんが微笑んでくれてる感じがしていました」と明かした。
一方、本作に各界からの絶賛コメントが到着。
歴史家・作家の加来耕三氏は「映画『燃えよ剣』は、日本刀の発する火花で原作を超えた。監督は幕末を丹念に調べ、娯楽性を尊重しつつ、可能な限り史実を採ろうと苦闘している。その真摯さ、出演者の演技がここに、歴史に残る名作を誕生させた」と絶賛。
ジャーナリストの田原総一朗氏は「久々に見ることが出来た力の籠った映画であった。歴史上でみれば、新選組は、いわば保守反動である。朝廷を担いで明治政府を開いた薩長の敵である。だが『バラガキ』であった土方歳三たちは、そこに誠を見出して生命を奉じるのである。この映画では、彼らの誠がよく理解できる。感動した」とコメント。
日本文学研究者のロバート・キャンベル氏は「率直なストーリーラインと美しい場面構成、キレキレの編集で今回も原田監督に圧倒されました。田舎者で、とぼとぼ歩きから『武士道はこうあるべきだ』と真っ直ぐに言い切る岡田准一の演技は芯が通っている」としている。
映画『燃えよ剣』は10月15日より全国公開。