舞台『千と千尋の神隠し』第3弾キャスト発表 大澄賢也、千尋の父&兄役で出演
スタジオジブリの名作アニメ映画を女優の橋本環奈と上白石萌音の主演で初めて舞台化し、2022年3月に東京・帝国劇場で上演される『千と千尋の神隠し』の追加キャストとして、大澄賢也、吉村直、おばたのお兄さんの出演が発表された。
【写真】『千と千尋の神隠し』大澄賢也が演じる千尋の父&兄役(映画『千と千尋の神隠し』より)
宮崎駿が原作・脚本・監督を務めたアニメ映画『千と千尋の神隠し』は、やおよろずの神々の世界へと迷い込んだ主人公の少女・千尋が人間の世界に戻るため、さまざまな出会いを経て、生きる力を呼び覚ましながら奮闘する姿を描く。2001年の封切り以降、爆発的な大ヒットを記録し、2003年には米国アカデミー賞長編アニメーション映画部門賞を受賞。その壮大かつ独創的な世界観が日本のみならず世界中で愛され続けてきた。
舞台版では、名作ミュージカル『レ・ミゼラブル』の世界初演を演出したジョン・ケアードが演出を担当。主人公の千尋役を橋本環奈と上白石萌音がダブルキャストで務める。帝国劇場のほか、4月に大阪、5月に福岡、6月に札幌、6・7月に名古屋と、4大地方都市の上演も決まっている。
大澄が演じるのは、湯屋で働く兄役(あにやく)と千尋の父の2役。大澄は「ナイツテイルに引き続きJohnの演出で、本当に素晴らしいキャスト、スタッフの方々と共にこの作品に携り作る喜び、興奮は、言葉では言い表わせません。演劇の神に感謝です」と出演を喜ぶ。
吉村が演じるのは、湯屋で働く父役(ちちやく)。吉村は「ジョンとまた舞台を創れる! これ以上の喜びがあろうか! 彼の創る舞台はとにかくステージに立つ役者達に命をくれる! それはスタッフに対しても同じだ! 作り手のみんなが、観に来て下さった皆さんに、時間と空間を思う存分楽しんで頂くことに喜びを覚えるのだ!」とコメント。
おばたのお兄さんが演じるのは、兄役・父役と同じく湯屋で働く青蛙。「ジブリ作品に魅了され、ジブリ作品を観て大人になりました。その中でも『千と千尋の神隠し』は僕が一番大好きな作品です。その作品に携われるなんて本当に夢のようです。全身全霊、青蛙になりきります!」と、おばたのお兄さんは意気込む。
舞台『千と千尋の神隠し』は、東京・帝国劇場にて2022年3月2~29日、大阪・梅田芸術劇場メインホールにて同年4月、福岡・博多座にて同年5月、札幌・札幌文化芸術劇場hitaruにて同年6月、名古屋・御園座にて同年6・7月上演。