池松壮亮×伊藤沙莉、スポットライトに照らされた2人 『ちょっと思い出しただけ』ティザーポスター
俳優の池松壮亮と女優の伊藤沙莉がダブル主演する映画『ちょっと思い出しただけ』より、スポットライトに照らされた2人を写し出すティザービジュアルが解禁された。
【写真】池松壮亮×伊藤沙莉が恋人役で初共演 『ちょっと思い出しただけ』場面写真
本作は、コロナ禍という時代性をまとった新しい形のちょっぴりビターなオリジナルラブストーリー。けがでダンサーの道を諦めた照生(池松)とタクシードライバーの葉(伊藤)の2人を中心に、関わる登場人物たちとの会話を通じて都会の夜に無数に輝く人生たちの機微を繊細かつユーモラスに映し出す。年に一度訪れるある1日を、松居大悟監督が現代を反映させつつ描いた。
ビジュアル・タイトルロゴのデザインは、『ミッドサマー』『パターソン』『デッド・ドント・ダイ』、ジム・ジャームッシュ監督特集上映「JIM JARMUSCH Retrospective 2021」などの作品を手掛けてきたグラフィックデザイナーの大島依提亜氏が担当。また本作の現場スチール撮影は、昨年までニューヨークを拠点にペインター兼フォトグラファーとして活動していたE‐WAXで、映画スチールの担当は今回が初となる。
解禁されたティザービジュアルは、スポットライトに照らされたステージの中心で抱き合う2人の、まるでダンスを踊っているかのような躍動感と、光と影のコントラストが印象的なもの。だが、葉(伊藤)の表情はどこか切なさをまとい、物思いにふけっているよう。照生(池松)の表情は見えないが、葉と同じく哀愁を帯びた表情をしているのか、はたまた優しくほほ笑みかけているのか、想像をかき立てる。
本作は「別れてしまった男女が、思い出を遡る」というストーリーだが、果たして2人はこの瞬間に何を思っているのか。まさに本作を体現するティザービジュアルに仕上がった。
東京国際映画祭にも出品されるということで、英題も“Just Remembering”に決定した。
映画『ちょっと思い出しただけ』は、2022年早春全国公開。