音声分析官が暴く、航空機業界の闇 全仏大ヒット『ブラックボックス』公開決定
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フランスの若手俳優ピエール・ニネが主演を務める映画『ブラックボックス:音声分析捜査』(原題『BOITE NOIRE』、英題『BLACK BOX』)が、2022年1月21日より全国公開されることが決まった。
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本作は、音声分析官が暴く航空機業界の知られざる闇を描き出す、フランスで大ヒットを記録したサスペンススリラー。監督は『パーフェクトマン 完全犯罪』のヤン・ゴズラン。
ヨーロピアン航空の最新型機がアルプスで墜落。乗客・乗務員316人全員の死亡が確認される。司法警察の立ち会いの下、航空事故調査局の音声分析官が、フライトレコーダー、通称“ブラックボックス”を開く。いつもなら責任者のポロックに同行するのは、最も優秀なマチューだったが、天才的なあまり孤立していた彼は外されてしまう。だが、まもなくポロックが謎の失踪を遂げ、引き継いだマチューは「コックピットに男が侵入した」と記者会見で発表する。
やがて乗客にイスラム過激派と思われる男がいたことが判明、マチューの分析は高く評価され、責任者として調査をまとめるよう任命される。本格的な捜査に乗り出したマチューは、被害者の一人が夫に残した事故直前の留守電を聞いて、ブラックボックスの音と違うことにがくぜんとする。今、マチューのキャリアと命をかけた危険な探求が始まる―。
『イヴ・サンローラン』でセザール賞を受賞したピエール・ニネがマチュー役を演じ、音を聞くだけで、故障ならどの箇所か、事故なら何と接触したのか、事件なら犯人の人物像まで割り出す、音声分析官という真のプロフェッショナルを、徹底的にリサーチして作り上げた。マチューの妻で新型航空機の認証機関に勤め、夫にも言えない秘密を抱えるノエミに『夜明けの祈り』のルー・ドゥ・ラージュ。調査局の冷静沈着なレニエ局長にフランス映画界の重鎮で『パリよ、永遠に』のアンドレ・デュソリエがふんする。
映画『ブラックボックス:音声分析捜査』は、2022年1月21日より全国公開。