性的暴行スキャンダルのケヴィン・スぺイシーに35億円支払い命令! 主演ドラマ契約違反で
性的暴行やセクハラの数々が告発され、『ハウス・オブ・カード 野望の階段』を降板したケヴィン・スぺイシー。契約に違反したとして、同ドラマの制作会社MRCに対し、約3100万ドル(約35.8億円)を支払うよう命じられたという。
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ケヴィンは、『スター・トレック:ディスカバリー』などに出演するアンソニー・ラップから、14歳の時に性的暴行を受けたと告発されたのを皮切りに、性的暴行やセクハラの告発が相次いだ。これを受け、主演ドラマ『ハウス・オブ・カード 野望の階段』の製作陣はすぐにケヴィンとの契約を解除。ドラマから降板するに至った。
Varietyによると、スキャンダルの発覚当時、ドラマはシーズン6の2つのエピソードがすでに撮影に入っており、シーズン6の脚本はほぼ完成している状態だった。ケヴィンの突然の降板に対処するために、シーズン6のエピソード数を13話から8話に変更し、新たなる脚本を用意する必要が生じたという。これらの対応のために生じたコストを回収するため、MRCは2019年に裁判所に対し仲裁を求める訴えを起こしていた。
ケヴィンについては、アンソニー・ラップが昨年連邦裁判所に訴えを起こしており、現在審理中。しかし、マサチューセッツ州で起こされた刑事裁判と、ロサンゼルスで起こされた民事裁判等いくつかの訴訟は、すでに却下されているという。