『キングスマン』監督が絶賛 主演レイフ・ファインズは「一緒に仕事をしてきた中で最もストイックな俳優」
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大ヒットスパイ・アクションシリーズ最新作で現在公開中の映画『キングスマン:ファースト・エージェント』のマシュー・ヴォーン監督が、主演レイフ・ファインズの俳優としての徹底したプロフィッショナリズム、共に全力で挑んだ作品作りについて明かした。
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シリーズ最新作となる本作の舞台は1914年に“実際に起こった”第一次世界大戦。世界を陥れるため、密かに結集された“闇の狂団”によって、人類を危機にさらす世界大戦が勃発しようとしていた。その狂団に立ち向かうのが、英国貴族のオックスフォード公(レイフ・ファインズ)とその息子のコンラッド(ハリス・ディキンソン)だ。2人は、第一次世界大戦を止めるべく、シリーズかつてない死闘を繰り広げることとなる。
今回、シリーズの監督を務める鬼才マシュー・ヴォーンが、『ハリー・ポッター』シリーズや、『007』シリーズで知られるイギリスの名優・レイフ・ファインズと、周囲が驚くほど徹底した作品作りを行ったことを明かした。
平和を愛し、人知れず世界の危機に立ち上がるオックスフォード公を演じるレイフ・ファインズとの作品作りについて、ヴォーン監督は「彼は私がこれまで一緒に仕事をしてきた中で最もストイックな俳優だ。彼とは言葉の一語一語、句読点、ため、間など思いつくことすべてを話し合ったよ。僕たち2人は考え方が全く違うけど、お互い最高のものを作り上げたいと全力を尽くしたんだ。」と、正反対な2人であってもお互いがただならぬ情熱を注ぎ、キャラクターの一挙手一投足にまで徹底的に話し合って作りこんだことを明かした。
また、シリーズの目玉である過激なアクションシーンは本作でも健在。“世界大戦を阻止する”という過去に例をみないスケールのミッションの中では、さまざまなガジェットが飛び出し、手に汗握るハラハラドキドキなアクションをたっぷり堪能できる。そんな作品の肝となるアクションシーンの撮影について、ヴォーン監督は「僕が驚いたのは、レイフが舞台やシェイクスピア劇などでの長年のトレーニングのおかげで、剣術を心得ていたということだ。僕のスタントチームはすごく感心していたよ。彼自身がやる必要のないところまでやってのけたんだ。彼は110%、僕に捧げてくれた。彼との仕事は心底楽しかったよ!」と、ストイックなレイフだからこそのこだわりの撮影現場について紹介。現代のアクション映画ではあまり用いられることのない剣術についても、レイフはすでに習得しており、あまりアクションを披露することのないレイフによる臨場感にあふれるリアリティたっぷりの戦闘シーンが見られることをうかがわせた。
ヴォーン監督が「シリーズを観たことがあれば、至るところにあるイースターエッグを楽しんでもらえるはずだし、観たことがなかったとしてもそれは問題ではない。本作によってそれ以外の2作を観たいと思うようになるかもしれないし、どちらの場合でも見る価値がある」と断言するように、毎回新鮮な驚きと満足感をもたらしてくれるシリーズ最新作は、「キングスマン」シリーズのファンも、これからファンになる人も関係なく楽しめる作品となっている。
映画『キングスマン:ファースト・エージェント』は公開中。