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名優ティム・ロビンスが吠える! 迫力の演技に圧倒される『ダーク・ウォーターズ』本編映像

映画

映画『ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男』に出演するティム・ロビンス
映画『ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男』に出演するティム・ロビンス(C)2021 STORYTELLER DISTRIBUTION CO., LLC.

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トッド・ヘインズ

 映画『ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男』より、本編映像が解禁。名優ティム・ロビンスが、有害物質を大気中や土壌に垂れ流してきた巨大企業への徹底抗戦を訴えるスーパーバイザーを熱演する姿を収めている。

【動画】ティム・ロビンスの迫力の演技に圧倒される『ダーク・ウォーターズ』本編映像

 本作は、ひとりの弁護士の不屈の信念が巨大企業の隠ぺいを暴き出す、実話に基づく物語。作品が生まれたきっかけは、2016年1月6日のニューヨーク・タイムズ紙に掲載された新聞記事。そこには米ウェストバージニア州のコミュニティーをむしばむ環境汚染問題を巡り、ひとりの弁護士が十数年にもわたって巨大企業との闘いを繰り広げてきた軌跡がつづられていた。環境活動家でもある製作・主演のマーク・ラファロは記事に心を動かされ、映画化に向け動きだし自らトッド・ヘインズ監督にオファー。さらに、アン・ハサウェイ、ビル・プルマンなど豪華キャストが集結した。

 今回解禁された本編映像の舞台は、巨大企業デュポン社と一人闘う主人公の弁護士ロブ・ビロット(マーク)が所属する、名門法律事務所の会議室。発がん性のある有害物質PFOAの危険性を40年間も隠し、その物質を大気中や土壌に垂れ流してきたデュポン社に対し、孤軍奮闘するロブを援護するか否か、同僚弁護士たちが議論している場面だ。

 ロブが集めた膨大な資料を前に居並ぶ弁護士たちは、全員が大手企業の顧問弁護士で企業を守る立場にあるため、巨大権力との訴訟に対して懐疑的。そんな弱腰の面々に対し、スーパーバイザーのトム・タープ(ティム)は「彼が集めた証拠を読んだ人は? 故意の過失であり腐敗だ! 読んでから文句を言え! これだから弁護士は国民に嫌われる!」とデスクを叩いて叱責。そして「全員でデュポンをやっつけろ! アメリカの産業界をより良いものにするためだ! それでこそ信頼を築ける」と、ロブと共に闘うよう部下たちに発破をかける。彼らが闘いの狼煙(のろし)を上げる転換点となるシーンだ。

 名作『ショーシャンクの空に』(1994)で主役を演じ、『ミスティック・リバー』(2003)ではアカデミー助演男優賞を獲得した名優である一方、ハリウッドきってのリベラル派であり社会活動家としても知られるティム。それゆえ本作では、自身の識見と強い倫理観を持ってトム・タープにふんしたという。

 今回の役柄についてティムは「トムは自己防衛に走りがちな企業カルチャーのルールに対する例外的存在だ。大抵の場合、人は一線を超えるようなことはしない。普通は沈黙し続けるか、自分の世界観や権力構造に疑問を呈すような情報は黙殺し続けることが多い。トムは勇敢にもそれに立ち向かった人だ。僕はトムのような人へ、世間の目を向けさせるべきだと思った。権力を持つ立場にいる他の人たちにも勇気を与えるかもしれないからね」と熱くコメント。

 本作は、実際にロブやトムが勤務するオハイオ州シンシナティにあるタフト法律事務所で撮影を敢行。オフィス、会議室、受付、休憩室などが本編に登場する。ヘインズ監督は「実際の舞台となった場所で撮影することで想像をかきたてられた上に、幅広いユニークなビジュアルを提供してくれた」と満足げに語っている。

 映画『ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男』は、12月17日より全国公開。

名優ティム・ロビンスが吠える! 映画『ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男』本編映像

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