上白石萌歌、ハリウッド映画の吹き替え初挑戦 『ゴーストバスターズ』主人公の声担当
映画『ゴーストバスターズ/アフターライフ』の主人公フィービー(マッケナ・グレイス)の日本語版吹き替え声優を、女優の上白石萌歌が務めることが発表された。上白石はハリウッド映画の吹き替え初挑戦。
【写真】主人公フィービー役に決定! 上白石萌歌、アフレコの様子
本作は、『ゴーストバスターズ』(1984)、『ゴーストバスターズ2』(1989)の正統続編。初代ゴーストバスターズの4人がニューヨークの街中でゴーストたちと戦ってから30年。突如封印を解かれたゴーストたちが田舎町に出現し、報復を始める。そんなゴーストに立ち向かうのが主人公のフィービー(マッケナ・グレイス)だ。祖父が遺した古びた屋敷で暮らし始めたフィービーは、祖父がスペングラー博士だったことを知り、 30年前にニューヨークで何があったのかを調べ始める。
上白石萌歌はフィービー役の声優に決まった時のことを「すごく驚きました。喜びと同時にプレッシャーや、本当に私で良いのだろうか? という気持ちが湧き上がってきました」と振り返る。
『ゴーストバスターズ』『ゴーストバスターズ2』は上白石が生まれる前に公開された作品だが、「私の両親がドンピシャの世代なんです。いかに面白いかというのは小さい頃から聞いていましたし、実際に親と一緒に観たこともあります」と語る。
一足早く本作を鑑賞した上白石は「マスクがびしょびしょになるくらい泣いた」と告白。「フィービーがおじいちゃんを想う気持ちが全編を通して描かれるので、家族の縦の絆を感じられるんです。私自身も祖父母にお世話になったというか、おじいちゃん達との関係をすごく大切にしていたので、フィービーの気持ちもよくわかるし、誰にとってもおじいちゃんやおばあちゃんの存在って胸を熱くさせるところがあると思う」と明かしている。
初めての実写の吹き替えは難しかったそうで、アフレコについて「普段からだを使ってお芝居をするのとは違う感覚」と説明。「日本人である我々とは習慣や文化も違うので、そこをどうやって越えるか」と、悩みながら取り組んだことを明かす。反対にうまくいった点を聞かれると、「ゴーストとの対決のシーン」を挙げ、「私の体は映らないけど、(アフレコでは)実際に汗をかくくらい、アクションシーンのように体力を使って白熱したので、そこは声にものっていると思います」と自信を見せた。
最後にシリーズの魅力について「人が信念を持って立ち向かう様子が描かれていて、勇気をもらえる」と力説。「できることなら実際に出演したい。プロトンパックを私も構えてみたい(笑)」と、今後あるかもしれない続編への出演にも意欲を燃やした。さらに、お気に入りのゴーストとしてミニ・マシュマロマンを挙げ、「子供みたいで、いたずらっ子なんですけど、噛まれるとすごく痛い。一見かわいいけど、凶暴なところが好き」と魅力を語った。
映画『ゴーストバスターズ/アフターライフ』は、2月4日より全国公開。