
イングマール・ベルイマン
イングマール・ベルイマン 出演映画作品
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リヴ&イングマール ある愛の風景
制作年:2013年12月7日(土)公開
『処女の泉』や『野いちご』など数々の作品で知られる巨匠イングマール・ベルイマン監督と彼の作品を支えた世界的女優リヴ・ウルマンの秘められた愛と友情を描き出す貴重なドキュメンタリー作品。本邦初公開となるメイキング映像やオフショット、ふたりが世に送り出してきた作品群をつなぎ合わせ、ひとりの監督と女優の絆の深さと確かさを描く。
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第七の封印〈デジタルリマスター版〉
制作年:2013年7月20日(土)公開
北欧スウェーデンが生んだ20世紀最高の巨匠のひとり、イングマール・ベルイマンが、人間の生と死、神の不在といった深遠なテーマに取り組んだ異色作。劇中に登場する黒いベールをまとった“死神“のイメージは、のちに『(500)日のサマー』など数多くの映画で引用、パロディ化された。カンヌ国際映画祭にて審査員特別賞を受賞。
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処女の泉〈デジタルリマスター版〉
制作年:2013年7月20日(土)公開
巨匠イングマール・ベルイマンが絶頂期に撮り上げた代表作。何の罪もない清純な少女が暴行殺人事件に巻き込まれるという、製作当時としては衝撃的な内容が物議を醸しながらも、信仰と復讐、神の沈黙、そのはての奇跡を描き、アカデミー外国語映画賞に輝くなど世界中で絶賛された。主演はベルイマン作品の常連たる名優マックス・フォン・シドー。
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野いちご〈デジタルリマスター版〉
制作年:2013年7月20日(土)公開
ベルリン国際映画祭金熊賞、ゴールデングローブ外国語映画賞など、数多くの賞に輝いたイングマール・ベルイマン監督の名作。前夜に不吉な夢を見たために心かき乱された老教授の人生の追想を通して、老いなどの人間の根源的なテーマを探求していく。主演を務めたスウェーデンの大監督ヴィクトル・シェーストルムの演技も味わい深い。
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サラバンド
制作年:2006年10月21日(土)公開
離婚後30年ぶりに再会した老夫婦と、ひと組の父娘の葛藤をHDカメラで見すえたイングマール・ベルイマン監督の入魂作。題名にもなったバッハの曲を挿入した全10章の映像世界に、巨匠の人間観とセックス観が生々しく凝縮されている。
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サラバンド
制作年:2006年10月21日(土)公開
離婚後30年ぶりに再会した老夫婦と、ひと組の父娘の葛藤をHDカメラで見すえたイングマール・ベルイマン監督の入魂作。題名にもなったバッハの曲を挿入した全10章の映像世界に、巨匠の人間観とセックス観が生々しく凝縮されている。
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愛欲の港
制作年:
元船員のヨスタは、港で投身自殺しようとした少女ベリトを救い、後に再会したことから親しく付き合うようになる。二人は恋に落ち、週末に海辺のホテルへ出かけるが、ベリトはそこで感化院時代の友人に会い、堕胎の費用をせがまれる。暗い過去が明るみに出たことで、ヨスタとの恋も終わりを告げたと思い込んだベリトは、彼のもとを去るのだが……。I・ベルイマンの初期作品。シンプルなメロドラマをドキュメンタリー・タッチで描いた意欲作。
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愛欲の港
制作年:
元船員のヨスタは、港で投身自殺しようとした少女ベリトを救い、後に再会したことから親しく付き合うようになる。二人は恋に落ち、週末に海辺のホテルへ出かけるが、ベリトはそこで感化院時代の友人に会い、堕胎の費用をせがまれる。暗い過去が明るみに出たことで、ヨスタとの恋も終わりを告げたと思い込んだベリトは、彼のもとを去るのだが……。I・ベルイマンの初期作品。シンプルなメロドラマをドキュメンタリー・タッチで描いた意欲作。
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愛のレッスン
制作年:
「第七の封印」を発表する以前、1950年代、喜劇時代のベルイマン作品の中の1本。結婚16年目の婦人科医夫婦の浮気騒動をユーモラスに、人間への愛情豊かに描く。ウディ・アレンがこの頃のベルイマン作品を自作のお手本にしていることはよく知られている。
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ある結婚の風景
制作年:
幸福な結婚生活を続けて10年。ヨハンとマリアンヌ夫妻は、このうえなく満ち足りた日々を送っていた。ある日、地元新聞社から、模範的結婚生活についてインタビューを受ける。数日後、活字になった二人についての記事は、空虚でありきたりな、なんとも味気ないものに感じられ、その時から夫婦の間に、少しずつ見えない溝が広がり始めていく……。全編ほぼ二人だけの出演者による、すさまじいダイアローグのぶつかり合いで、人間にとって結婚とは何か、夫婦生活と個人の人間性の調和とは何か、厳しく問いかけてくる。当初5時間のTVシリーズ
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ある結婚の風景
制作年:
幸福な結婚生活を続けて10年。ヨハンとマリアンヌ夫妻は、このうえなく満ち足りた日々を送っていた。ある日、地元新聞社から、模範的結婚生活についてインタビューを受ける。数日後、活字になった二人についての記事は、空虚でありきたりな、なんとも味気ないものに感じられ、その時から夫婦の間に、少しずつ見えない溝が広がり始めていく……。全編ほぼ二人だけの出演者による、すさまじいダイアローグのぶつかり合いで、人間にとって結婚とは何か、夫婦生活と個人の人間性の調和とは何か、厳しく問いかけてくる。当初5時間のTVシリーズ
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不実の愛、かくも燃え
制作年:
【人間のもろさと愛の本質を浮き彫りにする壮絶な悲劇】 スウェーデンの巨匠イングマール・ベルイマンが執筆したシナリオを、名女優リヴ・ウルマンが映画化。老人の回想を通して、男女の破滅的な愛憎模様が繰り広げられる人間ドラマだ。
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シークレット・オブ・ウーマン
制作年:
I・ベルイマンの最初のコメディ。ストックホルム郊外の小島にある別荘を舞台に、夫の帰りを待っている4人の義理の姉妹がそれぞれの結婚や情事を語り合う。ラーケル、マッタ、カーリンの3人の回想シーンを軸にした映像は、リアリズムから幻想的な表現まで幅広く豊かだ。記念パーティーのあと、カーリンとフレードリックがエレベーターに閉じ込められるシーンは、公開時からすでに“映画史に残る名場面“と評判を呼び有名。このシーンはベルイマンの希望で、エレベーターのドアのアップから二人が眠ってしまうまでの15分26秒をほとんどカ
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シークレット・オブ・ウーマン
制作年:
I・ベルイマンの最初のコメディ。ストックホルム郊外の小島にある別荘を舞台に、夫の帰りを待っている4人の義理の姉妹がそれぞれの結婚や情事を語り合う。ラーケル、マッタ、カーリンの3人の回想シーンを軸にした映像は、リアリズムから幻想的な表現まで幅広く豊かだ。記念パーティーのあと、カーリンとフレードリックがエレベーターに閉じ込められるシーンは、公開時からすでに“映画史に残る名場面“と評判を呼び有名。このシーンはベルイマンの希望で、エレベーターのドアのアップから二人が眠ってしまうまでの15分26秒をほとんどカ
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夜の儀式
制作年:
あるヨーロッパの小国で男二人女一人の小劇団が起訴される。彼らの“祭式“という出しものがワイセツ罪にひっかかったのだ。やがて予審判事のもとに一人ずつ出頭した彼らは、審問の間にそれぞれの過去を明かしていく……。ベルイマン初のTV用作品で日本では劇場公開された。彼独特の人間ドラマが緊密に描かれている。
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夜の儀式
制作年:
あるヨーロッパの小国で男二人女一人の小劇団が起訴される。彼らの“祭式“という出しものがワイセツ罪にひっかかったのだ。やがて予審判事のもとに一人ずつ出頭した彼らは、審問の間にそれぞれの過去を明かしていく……。ベルイマン初のTV用作品で日本では劇場公開された。彼独特の人間ドラマが緊密に描かれている。
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ベルイマン/魔笛
制作年:
夜の女王から頼まれて、ザラストロに捕らえられている女王の娘パミーナを救出することになったエジプトの王子タミーナ。女王は彼に危難避けの魔笛を授けるが、実は女王が悪人でザラストロが高僧だとわかる。彼のもとで修行を積んだタミーナはめでたくパミーナと結ばれるのであった。モーツァルトの有名歌劇をベルイマン流に映画化。
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ベルイマン/魔笛
制作年:
夜の女王から頼まれて、ザラストロに捕らえられている女王の娘パミーナを救出することになったエジプトの王子タミーナ。女王は彼に危難避けの魔笛を授けるが、実は女王が悪人でザラストロが高僧だとわかる。彼のもとで修行を積んだタミーナはめでたくパミーナと結ばれるのであった。モーツァルトの有名歌劇をベルイマン流に映画化。
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愛の風景
制作年:
名匠I・ベルイマンが自身の両親をモデルに執筆した脚本を、B・アウグストの演出によって映画化。神学校に通う貧しい青年ヘンリクは、良家の令嬢アンナと恋に落ちる。アンナの親の反対や、ヘンリクの昔の恋人とのしがらみもあって、彼らの恋はなかなか成就しない。皮肉な運命にほんろうされながらも、ようやく結婚したヘンリクとアンナ。育った環境の違いから、二人はしばしば言い争うが、少しずつ理解を深めていく。流麗なタッチでよどみなく、3時間に及ぶ恋のドラマを綴ったアウグストの手腕は見事。「ペレ」に続いて、2度目のカンヌの最
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渇望
制作年:
過去に傷を持つ男女のエゴイズムむき出しのせめぎ合いを追いながら、分かり合えない恋人たちの葛藤をシンボリックに捉えていく。女の友人としてレズビアンの女性が登場し、当時は検閲スレスレだったというエピソードも残る。ベルイマンの初期作品。
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夢の中の人生
制作年:
のぞきスタジオで女が殺されるという事件が起きる。精神分析医イェンスンは、犯人からの電話を受けたということで事情聴取に応じる。しかしそれは昔からの知人のもので、とても殺人を犯すような人物ではなかった。ベルイマン晩年の作品で、罪を犯すに至るまでの心理を独特の映像で描いている。
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夢の中の人生
制作年:
のぞきスタジオで女が殺されるという事件が起きる。精神分析医イェンスンは、犯人からの電話を受けたということで事情聴取に応じる。しかしそれは昔からの知人のもので、とても殺人を犯すような人物ではなかった。ベルイマン晩年の作品で、罪を犯すに至るまでの心理を独特の映像で描いている。
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インド行きの船
制作年:
老いた船乗りアレクサンデルは港町の踊り子サリーに心を惑わされ、家族や仕事仲間を離れて二人だけの生活を始める。息子のユハンネスはアレクサンデルと激しく対立するが、自分もまたサリーの虜になってしまうのだった……。巨匠I・ベルイマンの長編第3作。屈折した愛憎劇を描く演出力はさすが。
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インド行きの船
制作年:
老いた船乗りアレクサンデルは港町の踊り子サリーに心を惑わされ、家族や仕事仲間を離れて二人だけの生活を始める。息子のユハンネスはアレクサンデルと激しく対立するが、自分もまたサリーの虜になってしまうのだった……。巨匠I・ベルイマンの長編第3作。屈折した愛憎劇を描く演出力はさすが。
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女はそれを待っている
制作年:
臨月の妊婦セシーリアが病院に担架で運び込まれる。ベッドで目覚めたセシーリアはおなかの子を流産してしまったことを知る。夫との不和で離婚も考えていた彼女は、病院に出入りする家族や看護婦らとのふれ合いの中で生命と人生の尊さに目覚めていく……。産院オールロケによるドキュメンタリー的作品。
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闇の中の音楽
制作年:
兵士のベンクトは射撃訓練中の事故で失明し、音楽で生きてゆこうと考えるが音楽学校の受験に失敗、レストランのピアノ弾きに落ちぶれた。彼の前に現れたのは、以前ベンクトの叔母のところで女中をしていたイングリッド。彼女は今や音楽学校の奨学生だった……。巨匠、I・ベルイマン初期の秀作。
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日曜日のピュ
制作年:
1920年代のスウェーデンの田園地帯を舞台に、8歳になったばかりの少年イングマル(愛称はピュ)のひと夏の思い出と、初老を迎えた現在の姿とをフラッシュバックさせながら描いたヒューマン・ドラマ。I・ベルイマンがその幼少期を綴った脚本を、息子のダニエルが初映画化。田園を背景に淡々と語られる物語は、北欧児童映画の伝統的手法にのっとって描かれている。
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われらの恋に雨が降る
制作年:
ある日駅で知り合い、恋に落ちたダービッドとマッギは、一緒に暮らしていこうと決心し、旅を始める。仕事も金もなく途方に暮れかけていた二人は、ある奇妙な老人の勧めで変人たちばかりが住む村の農園で働くことになったが……。若き日のI・ベルイマンが撮ったフィルム・ノワール風の長編第2作。
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われらの恋に雨が降る
制作年:
ある日駅で知り合い、恋に落ちたダービッドとマッギは、一緒に暮らしていこうと決心し、旅を始める。仕事も金もなく途方に暮れかけていた二人は、ある奇妙な老人の勧めで変人たちばかりが住む村の農園で働くことになったが……。若き日のI・ベルイマンが撮ったフィルム・ノワール風の長編第2作。
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ベルイマンの世界 ドキュメント 「ファニーとアレクサンデル」
制作年:
スウェーデンの巨匠ベルイマンが、ライフワークとして撮り上げた超大作「ファニーとアレクサンデル」。その撮影の模様をベルイマン自身が映し撮ったドキュメンタリーがこの作品である。彼の知られざる素顔を知る上で、格好のフィルムといえるだろう。
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第七の封印
制作年:
巨匠ベルイマンが、ペストの流行する終末的世相を呈していた中世に、現代に通じる死生感の問題を探った作品。遠征に失敗した十字軍の騎士が、人生に懐疑を抱き諸国を遍歴する。宗教に解答を求める騎士の悲壮な姿を、古典様式の画面にドラマティックに描いた秀作。
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第七の封印
制作年:
巨匠ベルイマンが、ペストの流行する終末的世相を呈していた中世に、現代に通じる死生感の問題を探った作品。遠征に失敗した十字軍の騎士が、人生に懐疑を抱き諸国を遍歴する。宗教に解答を求める騎士の悲壮な姿を、古典様式の画面にドラマティックに描いた秀作。
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秋のソナタ
制作年:
バーグマンが故郷のスウェーデンに帰ってベルイマン監督作品に出演した人間ドラマ。バーグマン扮するピアニストの母親と、ウルマン扮するその娘との心理的葛藤が見どころ。バーグマンはこれが最後の映画出演作となった。
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牢獄
制作年:
“経費を低く抑えられるなら、好きなように撮っていい“とプロデューサーに言われたベルイマンがヒッチコックの「ロープ」にならってカット数を減らし、その結果独特な長回しの手法のヒントともなった作品。それまで商業監督としてメロドラマなどを手掛けていたベルイマンが“作家“としてのスタイルを確立した手掛かりとなったともいえ、後のベルイマン映画に繰り返し登場する木馬や劇中劇などのモチーフや愛の崩壊というテーマなどがはっきりとした形で表われている。売春婦ビルギッタが経験していく一種幻想的な“地上の地獄“を描きながら神について問いかけ、賛否が激しく分かれた異色作。
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牢獄
制作年:
“経費を低く抑えられるなら、好きなように撮っていい“とプロデューサーに言われたベルイマンがヒッチコックの「ロープ」にならってカット数を減らし、その結果独特な長回しの手法のヒントともなった作品。それまで商業監督としてメロドラマなどを手掛けていたベルイマンが“作家“としてのスタイルを確立した手掛かりとなったともいえ、後のベルイマン映画に繰り返し登場する木馬や劇中劇などのモチーフや愛の崩壊というテーマなどがはっきりとした形で表われている。売春婦ビルギッタが経験していく一種幻想的な“地上の地獄“を描きながら神について問いかけ、賛否が激しく分かれた異色作。
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処女の泉
制作年:
中世の北欧伝説“ベンデの娘“を女流作家イサクソンが脚色し、ベルイマンが演出にあたった世界的名作。16世紀、スウェーデンの片田舎に住む富豪の一人娘カリンは、教会に行くため、長い道中の旅に出る。だが途中、カリンは3人の無頼漢に犯され殺されてしまう。後に事実を知ったカリンの父親は敢然と犯人たちに復讐を誓い、それを実行する。娘の死の悲しみとともに復讐の罪深さにおののく父親。だが変わりはてた娘のそばからは、清らかな泉がこんこんと湧き出ていた……。暴行と復讐という絶望的な世界に、宗教に救いを見いだす人間の姿が、簡潔な画面から見事に表現された秀作。
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野いちご
制作年:
人生の空しさと孤独を、一人の教授を通して、現実と回想と悪夢の中に描いたベルイマンの傑作。前作「第七の封印」で神の不在を問うたベルイマンは、この作品では、人間の愛と憎しみ、生と死といったテーマに鋭く切り込んだ。遺作となったシェーストレムの名演は忘れ難い。
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野いちご
制作年:
人生の空しさと孤独を、一人の教授を通して、現実と回想と悪夢の中に描いたベルイマンの傑作。前作「第七の封印」で神の不在を問うたベルイマンは、この作品では、人間の愛と憎しみ、生と死といったテーマに鋭く切り込んだ。遺作となったシェーストレムの名演は忘れ難い。
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夏の遊び
制作年:
亡き恋人とのひと夏の思い出にふけるバレリーナの回想と郷愁……。名匠I・ベルイマン自ら“一番好きな作品“に挙げる自信作。後の名作「第七の封印」「野いちご」などでもコンビを組んだG・フィッシャーのカメラが美しく、スウェーデンの夏の風景の中に青春の喜びや夢を見事に切り取って見せる。
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夏の遊び
制作年:
亡き恋人とのひと夏の思い出にふけるバレリーナの回想と郷愁……。名匠I・ベルイマン自ら“一番好きな作品“に挙げる自信作。後の名作「第七の封印」「野いちご」などでもコンビを組んだG・フィッシャーのカメラが美しく、スウェーデンの夏の風景の中に青春の喜びや夢を見事に切り取って見せる。
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夏の夜は三たび微笑む
制作年:
弁護士フレデリックは16歳のアンを妻にして幸福だったが、ある日、昔の情婦デジレと再会。彼女とよりが戻り、一方アンもフレデリックの前妻の子ヘンリックと結ばれ駆け落ちしてしまう……。ベルイマンの喜劇では最高傑作の呼び声も高い作品である。
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冬の光
制作年:
ベルイマンはプロテスタントの上級僧職者の息子だが、この「冬の光」は、僧職に就かなかった彼が、もし家業に就いていたらという仮定のもとに作られた、自伝的要素を含んだ作品。“神の沈黙”といわれる3部作の第2編にあたる。ベルイマン自身が“神”を常に意識しながらも、“僧職”におさまり、偽善的な教えを反復するには至れなかった苦悶が感じ取れる。細心の注意を払ったルンドグレンによる教会内部のセットと、超高感度フィルムを使用して映し出した光の明暗の美しさが出色。
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冬の光
制作年:
ベルイマンはプロテスタントの上級僧職者の息子だが、この「冬の光」は、僧職に就かなかった彼が、もし家業に就いていたらという仮定のもとに作られた、自伝的要素を含んだ作品。“神の沈黙”といわれる3部作の第2編にあたる。ベルイマン自身が“神”を常に意識しながらも、“僧職”におさまり、偽善的な教えを反復するには至れなかった苦悶が感じ取れる。細心の注意を払ったルンドグレンによる教会内部のセットと、超高感度フィルムを使用して映し出した光の明暗の美しさが出色。
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魔術師〈1958年〉
制作年:
19世紀スウェーデン。魔術師の旅芸人一座が、魔術はインチキだという領事や警察署長、医師の前でレパートリーを演じさせられる。彼らは神秘を信じない俗人たちに、したたかなしっぺ返しをする……。後年のベルイマン作品と違ってラストはにぎやか。
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魔術師〈1958年〉
制作年:
19世紀スウェーデン。魔術師の旅芸人一座が、魔術はインチキだという領事や警察署長、医師の前でレパートリーを演じさせられる。彼らは神秘を信じない俗人たちに、したたかなしっぺ返しをする……。後年のベルイマン作品と違ってラストはにぎやか。
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叫びとささやき
制作年:
巨匠ベルイマン監督が、ストリンドベルイの戯曲を思わせる息詰まるような物語を、強烈な色彩によって描いた秀作。19世紀末の、ある大邸宅を舞台に、病に苦しむ娘とその家族を中心に、人間の本質に迫るドラマが展開する。
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仮面 ペルソナ
制作年:
舞台女優のエリザベートは名声と平穏な家庭を得て幸福な日々を送っていた。ところがある日、彼女は舞台上で言語障害を起こしてしまう。エリザベートは看護婦のアルマとともに海沿いの別荘でしばらく生活することに。アルマはエリザベートの言葉にならぬ言葉を理解し、エリザベートも健康なアルマに憧れを抱くようになる。やがて二人の関係は看護婦と患者を超えた深いものになっていく……。“一人は常に語り続け、一人は全くの沈黙を守る、瓜二つの女性二人”というテーマのなかに描いた作品で、ある極限的な状況の中、行き場を失った人たちがその存在の内奥をさらけ出していくという、ベルイマンの得意とする題材であるが、ここではヌーヴェル・ヴァーグの影響ともいえる“映画”への内省が色濃く出ている。冒頭と終結部に出てくる映写機が示すように、これはあくまで映画なのだと言い切ったうえで、その表現の可能性を探り出そうとする実験的野心作であった。
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不良少女モニカ
制作年:
ストックホルム市内の陶磁器店員ハリーは孤独な生活の中で、不良っぽい17歳の少女モニカと出会い恋に落ちる。やがてモニカは妊娠、出産するが、単調な貧乏暮らしに飽きた彼女は子供を置いて出て行ってしまう……。ベルイマンの特異な描写が鮮烈な印象を残す一編。
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ファニーとアレクサンデル
制作年:
この作品は、最初から劇場用とTV用の両方を念頭において製作され、アメリカでは3時間8分の劇場用で公開、日本ではファンの要望にこたえて5時間版で上映された。プロローグとエピローグ、5つの章からなる構成で、スウェーデンの伝統的な大学街で暮らすブルジョワ一族エークダール家の人々(かつての大女優ヘレナと3人の息子たち、その妻、孫など)が織り成す人間模様を、1907年のクリスマスから二年間にわたって描いている。タイトルは孫たちの名前。ベルイマンの自伝的要素や宗教の偽善性に対する批判などを含みつつも、肩のこらない娯楽作品として楽しめる。
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沈黙〈1963年〉
制作年:
ベルイマンが“神の存在”をテーマにした「鏡の中にある如く」「冬の光」に続く3部作の1本。言葉の通じない異国を旅する姉妹の確執を通し、愛情の絆を失った現代人の苦悩を描く。“人は宗教によって救済されるか”の問題を内包しつつ、人間のコミュニケーションの在り方を厳格なドラマによって問う重厚な作品。
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沈黙〈1963年〉
制作年:
ベルイマンが“神の存在”をテーマにした「鏡の中にある如く」「冬の光」に続く3部作の1本。言葉の通じない異国を旅する姉妹の確執を通し、愛情の絆を失った現代人の苦悩を描く。“人は宗教によって救済されるか”の問題を内包しつつ、人間のコミュニケーションの在り方を厳格なドラマによって問う重厚な作品。
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鏡の中にある如く
制作年:
孤島に住む4人の家族がこの映画の登場人物。それぞれが孤独と絶望感のなかで、神と愛による救いを求めている。ベルイマン監督の“神の沈黙”に関する3部作の1本で、白黒の明暗法を駆使して神秘的な雰囲気を作り出し、重々しい主題に魅力を与えている。
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鏡の中にある如く
制作年:
孤島に住む4人の家族がこの映画の登場人物。それぞれが孤独と絶望感のなかで、神と愛による救いを求めている。ベルイマン監督の“神の沈黙”に関する3部作の1本で、白黒の明暗法を駆使して神秘的な雰囲気を作り出し、重々しい主題に魅力を与えている。
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鏡の中の女
制作年:
ベルイマン監督が現代人の孤独と絶望を、魅力あふれる映像で描いた作品。ウルマン扮する主人公の精神分析医を通して、彼女の幼児体験や罪の意識、老いに対する恐怖が様々な人間関係の中から表われてくる。
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鏡の中の女
制作年:
ベルイマン監督が現代人の孤独と絶望を、魅力あふれる映像で描いた作品。ウルマン扮する主人公の精神分析医を通して、彼女の幼児体験や罪の意識、老いに対する恐怖が様々な人間関係の中から表われてくる。
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