子どもも大人も、一緒に楽しめる物語『チョコレート・アンダーグラウンド』、鈴木アツト×國崎史人×仁木祥太郎座談会
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仁木祥太郎※「祥」は「しめすへんに羊」が正式表記 写真:松村蘭(らんねえ)
――最後に、お客様へ向けてメッセージをお願いします。
仁木:僕はシンプルに、「チョコレートがなくなったら自分はどうするんだろう」と想像してみてほしいです。僕だったら暴動を起こします(笑)。ルールに従って真面目に生きることも大事だけれど、子どもたちには抜け道を探す賢さもあると思うんです。自分だったらどう行動するか、スマッジャーとハントリーと一緒に考えながら観てもらえたらと思います。
國崎:僕は、暴動は起こさず我慢するタイプです(笑)。ストーリーはとてもシンプルですし、青少年向けの作品なので、肩肘張らずに気楽に観ることができると思います。でも観終わったときには、「この物語は自分たちの世界と地続きなんじゃないか」とハッとさせられる作品でもあるんです。子どもにも大人にも、それぞれにお土産を持ち帰っていただけたらいいですね。
鈴木:そもそも僕が子ども向けの作品をやりたいと思ったのは、子どもと大人が一緒に楽しめる作品を作りたかったからなんです。劇場の帰り道で「あれはどういう意味だったの?」と、親子で話してもらいたい。そんな演劇体験をしてもらえたら嬉しいです。子どもたちの反応を見ながら観劇することも、この作品ならではの劇場体験になると思います。今は「こうするべき」という強い言葉が支持されやすい時代です。でも、その「こうするべき」が誰かの自由や好きなものを奪ってはいないだろうか。そんなことを、少し立ち止まって考えるきっかけになればいいなと思います。
(取材・文・写真:松村蘭(らんねえ))
新国立劇場の演劇 20の物語 -週末を、劇場で-『チョコレート・アンダーグラウンド』は、7月25日・26日、8月1日・2日東京・新国立劇場 小劇場にて上演。
【公演概要】
新国立劇場の演劇 20の物語 -週末を、劇場で- 『チョコレート・アンダーグラウンド』
7月25日18時
7月26日13時
8月1日13時
8月2日13時
東京・新国立劇場 小劇場
◆原作
アレックス・シアラー
◆翻訳
金原瑞人(『チョコレート・アンダーグラウンド』求龍堂・刊)
◆脚色・演出
鈴木アツト
◆出演
國崎史人
仁木祥太郎
柳内佑介
斉藤悠
篠原初実
佐乃美千子
※仁木祥太郎の「祥」は、しめすへんが旧字体の「示」が正式表記
◆チケット料金
おとな(中学生以上):5500円
こども(4歳~小学生):2750円
※推奨年齢:10歳以上
【公式サイト】https://www.nntt.jac.go.jp/play/short-stories/