堤真一&濱田崇裕、映画化もされた話題作で初共演 2人が語る海外の演出家とタッグを組む面白さ
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堤真一と濱田崇裕がダブル主演を務める舞台『グレンギャリー・グレンロス』が11月に幕を開ける。アル・パチーノ、ジャック・レモン、ケビン・スペイシーという名優により映画化(邦題『摩天楼を夢みて』)もされた本作で初共演を果たす2人に話を聞くと、関西人同士テンポあふれるインタビューが繰り広げられた。※濱田崇裕の「濱」は異体字が正式表記
【写真】カッコよすぎ!堤真一&濱田崇裕、インタビュー撮りおろしショット
◆業界用語も多い作品をどう観客に届けるか
『グレンギャリー・グレンロス』は、1983年にアメリカの演劇界を代表する劇作家デヴィッド・マメットによって発表された戯曲。シカゴを舞台に、アメリカンドリームを夢見て不動産業界でしのぎを削る男たちの壮絶な顧客争奪戦とリアルな人間ドラマを描く。
日本と海外のクリエイターとの共同作業のもと、優れた海外戯曲を今日的な視点で上演する企画、DISCOVER WORLD THEATREシリーズの第17弾として、ロンドン・ウェストエンドをはじめとする名だたる劇場でキャリアを積む、新進気鋭の演出家ジョン・ハイダーを迎え、鈴木浩介、前川泰之、岩瀬亮、小松和重、池内博之ら個性豊かな実力派キャストが顔をそろえる。
――本作のオファーをお聞きになった時のお気持ちはいかがでしたか?
堤:また呼んでいただいてありがたいなと思いました(編集部注:堤はDISCOVER WORLD THEATREシリーズには7作目の出演)。脚本を読んで、ちょっと「ん?」と思いましたけど。難しいなぁって(笑)。
濱田:難しいですよね(笑)。僕はお話をいただいてびっくりしました。こんなそうそうたる皆さんの中に入れることがうれしいです。緊張するよな…と思いながらも、こんなチャンスはないので、一緒にお芝居ができる喜びを感じました。
――映画化もされた本作ですが、台本を読んでの感想はいかがでしたか?
堤:不動産会社の営業マンの競争を描くので業界用語も多い中、映画は役者の芝居や魅力だったり、場面ごとに場所を変えて作ったりと、分かりやすくなっているんですけど、舞台ではそれができないので、これをどうお客さんが受け止めてくれるのかなと感じました。登場人物の関係性や組織の仕組みなどすぐには理解しづらいと思うので、物語の入口にどう上がらせていくのかなと。映画のようにリアルなテンポで会話していくよりは、セリフを置いていくところはちゃんと置いていかないと理解しにくいのではとも感じたので、そのあたりを演出家がどうやっていくのかなと思いました。英語ではすぐ分かることが、日本語になると分からない部分もあると思うので、これを日本でやるのは大変だなという気がしています。
濱田:こういう作品に出演させていただくのが初めてなので、本当に難しかったです。『プロデューサーズ』という舞台に出演させていただいた時も海外の演出家さんだったのですが、英語でしか表現できないことを日本語で表現していくのに稽古でも苦戦しました。「日本だとどういうふうに笑いになるのか教えてほしい」と言われて、みんなで「こういうことですかね?」と作っていったんですけど、これが正解なのかどうなのかみたいなのを繰り返していったんですよね。今回は業界用語も入ってくるので、どういう風に表現していくのか楽しみです。
今、長ゼリフを覚えている最中なんですけど、「僕は一体何を言ってるんだ?」って思いながらやっていて(笑)。
堤:分からなくなるよな。
濱田:そうなんです。なんとか理解しつつセリフを体に落とし込んでいるんですけど、目の前に人がいてお芝居していくと随分変わると思うんです。その時に自分の表現がどう変わるのかも楽しみですね。
◆営業マン適性のないふたり 役への共感に難しさ
【公演概要】
舞台『グレンギャリー・グレンロス』
■翻訳:広田敦郎
■演出:ジョン・ハイダー
■美術・衣裳:リリー・アーノルド
■出演:
堤真一 濱田崇裕 鈴木浩介 前川泰之 岩瀬 亮 小松和重 池内博之
■スタッフ
照明:三澤裕史
音響:長野朋美
ヘアメイク:佐藤裕子
衣裳スーパーバイザー:阿部朱美
通訳:角田美知代 時田曜子(演出家)伊藤美代子(美術・衣裳家)
美術助手:原田 愛 演出助手:相田剛志
舞台監督:竹井祐樹
制作:寺田真成美 東優華 山口沙葉
プロデューサー:武川愛果
チーフ・プロデューサー:森田智子
エグゼクティブ・プロデューサー:加藤真規
企画・製作:Bunkamura
<公式サイト>https://www.bunkamura.co.jp/cocoon/lineup/ggr2026.html