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堤真一&濱田崇裕、映画化もされた話題作で初共演 2人が語る海外の演出家とタッグを組む面白さ

演劇

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堤真一

濱田崇裕

◆営業マン適性のないふたり 役への共感に難しさ


堤真一
――演じられるレヴィーン、ローマというキャラクターはどんな人物だと捉えられていますか?

堤:映画ではジャック・レモンが演じた役ですが、自分が演じるとなったらだいぶ違う感じになると思います。それは意図的に変えるということではなく、ジャック・レモンのレヴィーンは年を取ったかわいそうな男が一生懸命やっているイメージでしたけど、僕が演じたらたぶん最初はかわいそうには見えないと思うんですよ。「俺はこれだけのことをやったんだ!」と過去を持ち出してくる嫌なやつに見えると思うんです。どんな芝居でもそうですけど真似をする必要もないし、あの雰囲気を出せと言われても無理な話なので、自分なりのやり方になるだろうなと思います。

濱田:ローマはアル・パチーノさんが演じた役で、僕とは年齢も違えば、雰囲気や貫禄も違うんですけど、言葉を巧みに操って頭の回転が速い人物だと思いました。「この役、僕にできるかな?」と不安もありますが、楽しみでもあります。

台本を読んでいて、「口、悪いな~」と思いました。ちょっとした本性が見えた時に、「口、悪っ!」って(笑)。これが本来のローマでもあるけど、その中に隠している何かがあって、どれが本当のローマなんだろう?と思いましたね。共感っていうのは難しいです。今まで僕が会ったことのない人間なので、この人の過去を掘っていくのは難しそうだなと感じました。

――堤さんは、レヴィーンに共感する部分はありますか?

堤:まったくないですね(キッパリ)。サラリーマンの世界を一切経験したことがないんですけど、レヴィーンのような立場だったら、僕はたぶんすぐ辞めてると思うんです。生活もあるだろうけど、辞めて何か別のことをするだろうなって思う。

若い頃からこれしかやっていなくて潰しが利かないっていう意味では、僕も役者しかやってきていないので「これを辞めてどうやって食っていくの?」という点では似ているかもしれないですけど、僕、いつでも辞めていいかも、役者(笑)。

濱田:ええ! ダメですよ!!

堤:そう思ってるから、余計にこの人のことが理解できないんですよね。東京に出てきて本当に食えなかったけどそこまで苦痛じゃなかったし、逆に上を見るしかないっていうことが楽しい部分も多かった。この年になってクビになりそうで焦りがあるというのは分かるけど、なかなか理解することが難しいんですよね。

――ご自身の中に、営業マンの適性はないと思われますか?

堤:全くないですね、だから困るんですよ。

特にこの話の場合、要はろくでもない土地をなんとか売ろうと努力するわけじゃないですか。いい商品を作ったから、いい場所だからぜひ!と売り込みに行くんじゃなくて、お金もないような人にろくでもない土地をどうやって騙して買わせるかっていうことでしょう。それって僕には絶対にできないと思うんですが、きっとそうやって生きてる人は世の中にいるんですよね。

濱田:僕も営業の適性はないですね。経験してきたことがない人生ですし、台本を読んで、なんでそういう思考になるんだろうと思いながらも、こういう人もいるんだと落とし込んでいかないといけないなと思ってます。

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◆海外の演出家とのタッグは「一緒に作っている楽しさがある」

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【公演概要】

舞台『グレンギャリー・グレンロス』
舞台『グレンギャリー・グレンロス』ビジュアル

舞台『グレンギャリー・グレンロス』

■作:デヴィッド・マメット
■翻訳:広田敦郎
■演出:ジョン・ハイダー
■美術・衣裳:リリー・アーノルド

■出演:
堤真一 濱田崇裕 鈴木浩介 前川泰之 岩瀬 亮 小松和重 池内博之

■スタッフ
照明:三澤裕史
音響:長野朋美
ヘアメイク:佐藤裕子
衣裳スーパーバイザー:阿部朱美
通訳:角田美知代 時田曜子(演出家)伊藤美代子(美術・衣裳家)
美術助手:原田 愛 演出助手:相田剛志
舞台監督:竹井祐樹
制作:寺田真成美 東優華 山口沙葉
プロデューサー:武川愛果
チーフ・プロデューサー:森田智子
エグゼクティブ・プロデューサー:加藤真規
企画・製作:Bunkamura

<公式サイト>https://www.bunkamura.co.jp/cocoon/lineup/ggr2026.html

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