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“科捜研コンビ”も! ポニョ放送記念「ジブリ親声優」を振り返り

アニメ

ポニョ放送記念「ジブリ親声優」を振り返り!
ポニョ放送記念「ジブリ親声優」を振り返り!(C)2008 Studio Ghibli・NDHDMT

 4月29日に放送された『魔女の宅急便』も好評を博し、いよいよ今夜21時からの『金曜ロードショー』(日本テレビ)では、『崖の上のポニョ』がノーカット放送される。宮崎駿監督の圧倒的な異才が躍動し、“絵が動くことによる快楽”というアニメーション本来の魅力を改めて強く印象付けた興行収入155億円の大ヒット作だ。5歳の少年・宗介と、宗介のために人間になりたいと願う魚の子・ポニョの冒険がファンタジックに描かれるが、ふたりを見守るそれぞれの両親の存在も欠かせない。本作では宗介の両親役の山口智子&長嶋一茂、ポニョの両親役の所ジョージ&天海祐希も大きな注目を集めた。思えばジブリ作品では、数々の作品で、印象深いキャスティングによる両親キャラクターが主人公の行く末を見つめてきた。今回は『崖の上のポニョ』とあわせて、いくつかのジブリの“両親”を演じた声優陣を、印象的なセリフとともに振り返ってみたい。

【写真】思わず声が蘇る「ジブリ親声優」振り返りフォトギャラリー

■『となりのトトロ』サツキとメイの両親=糸井重里×島本須美

お父さん「メイはきっとこの森の主に会ったんだ。それはとても運がいいことなんだよ」
お母さん「退院したら、今度はあの子たちにうんとワガママをさせてあげるつもりよ」


 “ジブリ作品の両親キャラ”と聞くと、本作のこのふたりを思い浮かべるファンも多いのではないだろうか。病気で療養中の優しく穏やかな母と、妻がいない間、里山の古い家でふたりの娘と暮らす大学非常勤講師の父。母役は宮崎作品『ルパン三世/カリオストロの城』『風の谷のナウシカ』でヒロインを演じた島本須美で、その穏やかな声色からは、娘たちを想う慈愛が伝わってくる。父役は、声優初挑戦だったコピーライターの糸井重里。素朴ながらも優しさを感じさせる声の風合いは、声が持つ自然な存在感を求めた宮崎監督こだわりのキャスティングのたまもの。以降の“専業声優を使わずに俳優を起用する”先駆けともなった。

■『耳をすませば』月島雫の両親=立花隆×室井滋

雫の父「人と違う生き方は、それなりにしんどいぞ。何が起きても誰のせいにもできないからね」
雫の母「ごはんのときは、ちゃんと顔を出しなさい。家族なんだから」


 “演技を生業としない文化人キャスティング”として、前述の糸井と並ぶ素朴さを披露しているのが、昨年逝去した“知の巨人”、立花隆。バイオリン職人修行にイタリアに旅立つ想い人・聖司に触発され、将来に迷いながらも小説執筆に没頭する主人公・雫の父役を演じて、登場シーンは少ないながらも、観る者の人生観にも影響を与えるようなセリフに説得力をもたらしている。雫の母を演じたのは、実力派女優の室井滋。芯が強いながらもおっちょこちょいというパブリック・イメージそのままに、社会人学生として大学院に通っている設定のキャラクターを演じている。

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■『千と千尋の神隠し』荻野千尋の両親=内藤剛志×沢口靖子

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