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『あなたがしてくれなくても』惚れてまうやろ…“華”武田玲奈の人生何週目かしてる金言がスゴイ

ドラマ

◆第7話ではもうひとりの注目キャラからも気になるセリフが

 ところで、本作には華のほかにも非常に気になる人物がいる。当初、サバサバ系に映った三島結衣花(さとうほなみ)だ。彼女のことが分かるにつれ、サバサバ系どころか、むしろ繊細で実は相手に寄りかかりたい女性であることが見えてきた。彼女は、自分自身、恋に落ちるととことんまで落ちてしまうタイプだと、無意識にでもどこかで自覚しているからこそ、普段はさっぱりした女感を自分自身にも装っているように思える。そんな結衣花が、みちに裏切りを告白してしまった陽一に放った第7話のセリフも非常に印象的なものだった。

 「言えなくて苦しかったですか。言えてすっきりしました? 自分の心に刺さってた杭抜いて、代わりに奥さんにそれ刺しただけでしょ。それで奥さんいま血流してるんですね」。この言葉は、一見、妻側に立った言葉に見える。実際、みちは血を流しており、陽一は苦しみを抱え続けるべきだったように思う。だが、結衣花の場合、この言葉は、自分かわいさが根っこにあって生まれたともいえる。

 それが「奥さんに刺さったその杭、どうなるか分かります? 女は痛みが消えるまで黙って耐えるほど馬鹿じゃないから。今度はそれ、不倫相手の女に突き刺すんですよ。不倫は妻を変える」との言葉に透ける。現在、元不倫相手の妻から訴えられている結衣花。結衣花が吐いたのは、裁判のこともあり、自分が不倫してきた相手の妻に向けたものだったが、“不倫は妻を変える”は、今のところみちではなく、誠の妻・楓を表した言葉になった。

 それにしても、「結衣花の近くに華パイセンのような人がいればなぁ」としみじみ思う。ふたりが並んだ姿はあまり想像できないが、それでも結衣花が抱えている裁判の問題にしろ、相談できる相手が誰かしらいればと。さらに7回ラスト&次回予告編を見る限り、被害者意識に全フリ状態に陥っている楓にも、華の金言を送りたい。「あなたひとりが被害者なんですかね」と。ふた組の夫婦が、どういった結末を迎えるのかはまだ分からないが、なんにせよ、華の金言はまだいくつも飛び出しそう。最後まで、ありがたく胸に刻みたい。(文・望月ふみ)

 木曜劇場『あなたがしてくれなくても』は、フジテレビ系にて毎週木曜22時放送。

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