『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』見どころ3選 “おじいちゃん”インディの超活躍に刮目せよ!
関連 :
ハリソン・フォード主演の人気映画「インディ・ジョーンズ」シリーズ。その“最後”となる冒険『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』が、今年6月30日に公開、早くも9月1日よりデジタル配信が開始された。第1作となる『レイダース 失われたアーク《聖櫃》』(以下、『レイダース』)が公開されたのは1981年。それから42年の時が経ち、ハリソンは今年81歳に。正直、“おじいちゃん”となったインディを見るのはファンとしては不安もあった。しかし、最新作のキャッチコピー「最後で最大の冒険へ——」という言葉が裏切られることはなく、そこにはやっぱり“俺たちのインディ”がいた。今回は、「待ってました!」と「そんな馬鹿な!」の応酬だったインディ最新作の見どころについて、語っていきたい。
【写真】インディを囲む個性派キャラたちにも注目! 『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』場面写真
「インディ・ジョーンズ」は、考古学者にして冒険家の主人公インディ・ジョーンズが秘宝を求めて世界中を飛び回りながら、さまざまな危険や謎に立ち向かい冒険を繰り広げていくアドベンチャー・シリーズ。最新作では、“人類の歴史を変える力”を持つ究極の秘宝を巡り、考古学者にして冒険家のインディが因縁の宿敵、元ナチスの科学者フォラーと全世界を股にかけて陸・海・空と全方位で争奪戦を繰り広げる。ハリソン・フォードがインディを演じるのは本作が最後となる。
■見どころその1:今回も強すぎ“インディパンチ”
シリーズを通して、トレードマークのムチや拳銃などさまざまな武器で敵を倒してきたインディだが、なかでも毎回印象に強く残るのはその“パンチ”ではないだろうか。余裕のある笑みをニヤッと浮かべ大きく振りかぶってパンチすれば、たいてい敵は気絶。このシンプルかつ効率的な方法で、インディは多くの窮地を脱してきた。
今回も、そんな“インディパンチ”は何度もさく裂している。冒頭シーンでは、CGの力を借りて45歳ごろの姿をしているインディ。もちろんそのパンチの威力は健在で、『レイダース』でも戦ったナチスの兵士たちを倒し、今作のタイトルにもある「運命のダイヤル」こと「アンティキティラ」を奪う。
(C)2023&TM Lucasfilm Ltd.
そんなインディも、大学教授定年を迎える歳に。かつて皆のあこがれだった面影は薄れ、その授業は誰も真面目に聞いていない。しょぼくれた現実を生きる中、ナチスの残党たちがアンティキティラを求めてインディのもとへ。ここでもインディは果敢に大きな体の敵にパンチを繰り出すも、残念ながら相手はびくともせず。久しぶりのパンチだったのだろうか、まったく効かなかったことに面食らったようなインディの表情に少しさびしさも感じるシーンだった。
そして今作のラストには、この冒険で相棒役を務めたヘレナから思いっきりパンチを食らうことになるインディ。肩を大きく引くフォームは見事にインディのものを継いでいるように見え、意外なところで“世代交代”を感じた。なぜ、インディがヘレナからパンチを食らってしまうのかはぜひ実際に本作を見て確かめていただきたい。
(C)2023&TM Lucasfilm Ltd.