『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』見どころ3選 “おじいちゃん”インディの超活躍に刮目せよ!
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もちろん、正義のインディ・ジョーンズと仲間たちvs悪のナチス、という構図は揺るがない。しかし、正義のためとはいえ今回もインディたちは結構大胆な犯罪行為もかましている。今作ではたくさんの乗り物が出てくるのだが、よく考えたらインディたちはそれらをすべて「盗んで」いた。ちょっと野暮かもしれないが、今回インディたちが拝借した乗り物について書いてみたい。
70歳のインディの元にナチス一味がやってきた際、インディが選んだ“逃走車”は、馬。撮影時80歳近いハリソンがさっそうと馬にまたがり地下鉄の線路を駆け抜けるのはかなりカッコいいが、あのあと馬は無事飼い主の元に戻れたのか気になるところだ。
さらに、今作の予告編でも注目を集めたのがトゥクトゥクでのカーチェイス。扉などないので車外に飛び出しそうになったり車内を銃弾が通り抜けたりとかなりスリリングな映像に仕上がっている。インディは猛スピードのトゥクトゥクからトゥクトゥクへと飛び移る大胆なアクションも見せた。
(C)2023&TM Lucasfilm Ltd.
■インディの「最後で最大の冒険」を目に焼き付けたい
40年以上にわたり、映画ファンから東京ディズニーシーのアトラクションに並ぶ子どもたちにまで愛されてきたインディ・ジョーンズ。その最後の冒険には、確かに老いを感じる言動や、彼が時代に置いて行かれているようなシーンも見て取れた。しかし、そんなインディに待っていた結末はあまりに温かく優しいもので、きっとインディのこれからには冒険は無いかもしれないが、幸せはあると確信できた。ぜひ、インディアナ・ジョーンズ博士の最後の冒険を目の当たりにしてほしい。(文・小島萌寧)
『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』はデジタル配信中。