『ふてほど』ロス必至の“オトナ世代”がきっと刺さる! 「4月期春ドラマ」3選
ドラマ『9ボーダー』に出演する(左から)畑芽育、川口春奈、木南晴夏
続いては、川口春奈主演で4月スタートするドラマ『9ボーダー』(TBS系/毎週金曜22時)を紹介したい。19歳、29歳、39歳と、各年代のラストイヤー=「9ボーダー」真っただ中の3姉妹が、父の突然の失踪を機に一つ屋根の下に集結。「LOVE」「LIFE」「LIMIT」の“3L”をテーマに、それぞれの年代特有の悩みにぶつかりながら仕事に恋に立ち向かい、幸せになりたいともがきながら人生を前向きに進んでいく姿を描く完全オリジナルのヒューマンラブストーリーだ。
『ふてほど』昭和シーンのころ、つまり1986年に生まれた人たちは、現在38歳。そんな世代を体現するのが、39歳の長女を演じる木南晴夏だ。木南といえば、『ブラッシュアップライフ』(日本テレビ系)で安藤サクラ演じる主人公の親友の1人を演じ、同世代に“刺さる”女性像を確立した。『9ボーダー』でも、再び木南のリアル感溢れるアラフォー女性キャラが見られると思うと楽しみだ。
■“バブル世代”生きた父たちが大共感なドラマ、再び『おいハンサム!!2』
ドラマ『おいハンサム!!2』主演の吉田鋼太郎
最後に紹介するのは、まさに『ふてほど』オガワ世代に刺さるドラマ待望の続編、『おいハンサム!!2』だ。Season1で父・伊藤源太郎(吉田鋼太郎)と、父からハンサムに説教されたにもかかわらず、幸せを見失い人生に迷ってばかりの由香(木南晴夏)・里香(佐久間由衣)・美香(武田玲奈)の三姉妹。そんな家族を温かく見守る母・千鶴(MEGUMI)。続編では、「恋」と「ゴハン」と「家族」の見たことのないコラボが盛りだくさんだ。
吉田演じる主人公の源太郎は、2022年放送のseason1の時点で58歳だったので、『ふてほど』昭和シーン=1986年の時点では21歳。まさにあの時代を生きてきて、令和の今“ガンコおやじ”に進化(?)した人である。『ふてほど』で“あの頃”を懐かしんだ後は、『おいハンサム!!2』で今を生きる源太郎への共感と応援に勤しむのはいかがだろうか。