海外スターが演じたレアな“悪役・犯人役” トム・クルーズ、キアヌ・リーブスふんした殺人犯とは?
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■ジュード・ロウ
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SF映画ファンが大好きな『ガタカ』や『リプリー』、『スターリングラード』などで知られ、ヒュー・グラントと共に英国のイケメン俳優枠で長らく活躍しているジュード・ロウ。
そんなジュードが珍しく悪役で出演したのが、『キング・アーサー』だ。英国のアーサー王物語を大胆に脚色した本作で、チャーリー・ハナム演じる主人公アーサーの前に立ちはだかるのが、彼の叔父で、権力に取り付かれて逆らう者を徹底的に排除する暴君ヴォーティガンを演じた。魔術の使い手で、3mを超える魔物となってアーサーを苦しめるラストバトルも注目だ。
■ロビン・ウイリアムズ
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ロビン・ウイリアムズさんは、その愛らしい風ぼうを武器に『ミセス・ダウト』や『フラバー』などのコメディ作品で活躍したほか、『グッドモーニング, ベトナム』でアカデミー主演男優賞、『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』で同助演男優賞に輝いた名優だ。2014年8月、63歳での早すぎる訃報は、世界中に衝撃を与えた。
そんなウィリアムズさんが、そのキャリアでも初めて悪役を演じることで話題になったのが、まだ若手監督だったクリストファー・ノーランによるサスペンス映画『インソムニア』だ。舞台は白夜のアラスカ、アル・パチーノ演じる刑事が追う10代少女をざん殺した犯人ウォルター・フィンチ役を演じた。なお、ウィリアムズさんは、翌年公開の『ストーカー』で、常連客の女性に過度に入れ込む写真店の店員役を怪演し、こちらでも評価を集めた。
■ハリソン・フォード
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ハリソン・フォードは『スター・ウォーズ』シリーズでのハン・ソロ役のほか、『インディ・ジョーンズ』シリーズでの主人公インディアナ・ジョーンズ役など数々の当たり役を演じ、今年は『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』でついにMCUに参加するなど、80代にしてまだまだ勢いが衰えない。
『キャプテン・アメリカ』でもヴィランを演じたフォードが、かつて殺人犯役で出演したのは、ミシェル・ファイファーとの豪華な夫婦役共演で話題になった2000年公開の『ファット・ライズ・ビニース』。2人が演じるのは、娘を大学へ送り出し、悠々自適な老後ライフを送ろうと湖畔の邸宅に越してきた夫婦ノーマンとクレアだ。ところが、怪しい“人型のゴミ”を捨てる隣人、庭に落ちていた血のついたサンダル、家内では謎のラップ音…と次々不気味な現象が起き、ミシェル演じるクレアが調査に乗り出す、という展開だ。
結論からいうと、フォード演じるノーマンが教え子の大学院生との不倫発覚を恐れて殺しました! というオチで、張り巡らされた伏線の多くはあまり関係ないため拍子抜けしてしまうが、「あのハリソン・フォードが犯人役だった!」ということそのものが当時はショッキングだった。