大ブームだった『電車男』が公開20周年! 若手キャストたちを振り返る

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今月4日で映画『電車男』が公開して20周年となる。ネット掲示板「2ちゃんねる」への書き込みを元にしたラブストーリーで、当時は珍しかったネット発のコンテンツとして話題を呼び、興収30億円を突破する大ヒットを記録した。今回はそんな映画版『電車男』に出演した当時20代の若手キャストたちを振り返りたい。
【写真】懐かしい! 『電車男』若手だったキャストたち
本作は、電車で酔っ払いに絡まれていた女性を助けた、という“彼女いない歴=年齢”のアキバ系オタクを自称する男性(電車男)の投稿をきっかけにした一連の書き込みを書籍化し、ベストセラーとなった書籍『電車男』の実写版。公開翌月の7月からは、主人公・電車男を伊藤淳史、ヒロインのエルメスを伊東美咲が演じるテレビドラマ版がフジテレビで放送スタートし、当時は「電車男ブーム」が巻き起こっていた。
■山田孝之
主人公・電車男を演じた山田孝之は公開当時21歳。すでにこのときドラマ『WATER BOYS』(フジテレビ系)、『世界の中心で、愛をさけぶ』、『H2〜君といた日々』(ともにTBS系)などで若手俳優として注目されていた。なお、山田は本作公開の翌月からスタートしたドラマ版『電車男』(フジテレビ系)でも、別人役でカメオ出演を果たしている。
本作以後は、裏社会を描く『闇金ウシジマくん』(毎日放送)シリーズや、福田雄一によるコメディ作品『勇者ヨシヒコ』(テレビ東京系)シリーズに主演するなど、従来のさわやかなパブリックイメージを脱却する幅広い表現力を武器に、数々の作品で存在感を放っている。昨年末には出演映画『正体』、『聖☆おにいさん THE MOVIE〜ホーリーメン VS 悪魔軍団〜』が相次いで公開された。
2012年1月に一般女性と結婚。2013年3月には男児が誕生している。近年は沖縄県に在住していることを公表している。
■中谷美紀
電車男が恋に落ちるエルメスを演じたのは中谷美紀は、公開当時29歳。1999年に主演し、のちに劇場版も公開された刑事ドラマ『ケイゾク』(TBS系)などでこのときすでに人気女優となっていた。本作以後も、映画『嫌われ松子の一生』など多くのドラマや映画に出演している。
そんな中谷は、2018年にドイツ出身でウィーンコクリ歌劇場管弦楽団とウィーン・フィルハーモニー管弦楽団でビオラ奏者を務めるティロ・フェヒナー氏と結婚。現在はウィーンに拠点を移しており、インスタグラムで海外生活の模様を報告している。
■国仲涼子
電車男がアドバイスを求めるネットの住人たちを演じたキャストも粒ぞろい。「看護師・りか」を演じたのは国仲涼子。公開当時25歳だった。2001年の連続テレビ小説『ちゅらさん』(NHK総合)で、2000人を超えるオーディションからヒロインに抜てきされて主人公“えりぃ”こと古波蔵恵里を演じて注目を集めた。その後も、妻夫木聡主演の人気ドラマ『ブラックジャックによろしく』(TBS系)を始めとする多くのドラマに出演している。最近では、アメリカでのリメイクも決定している映画『366日』に参加している。今年3月末をもって、25年所属していたライジングプロダクションを退所した。
私生活では、2012年放送のドラマ『ハングリー!』(フジテレビ系)で共演した俳優の向井理と2014年12月に結婚。2015年に第1子、2018年に第2子を出産している。