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“漫画の神様”から“放送作家の先駆者”まで 『あんぱん』登場キャラのモデルとは?

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眞栄田郷敦、久保史緒里が演じるキャラ、その偉大なモデルは?

■手嶌治虫(眞栄田郷敦)→手塚治虫さん


 “漫画の神様”と評され、日本におけるテレビアニメの先駆者としても知られている手塚治虫さん。彼をモデルにしているキャラクターが眞栄田郷敦演じる手嶌治虫だ。第83回と第89回では、嵩が手嶌の作品を目にして衝撃を受ける姿が描かれていて、第95回でついに嵩と手嶌が対面。これをきっかけに嵩は務めていた百貨店を退職することになる。

 手嶌のモデルとなった手塚さんは、新聞連載の漫画『マアチャンの日記帳』でデビュー。『新寶島』がベストセラーとなると、以降は『鉄腕アトム』『リボンの騎士』『ブラック・ジャック』『火の鳥』など数多くのヒット作を世に送り出した。また日本初の30分枠のテレビアニメ『鉄腕アトム』(フジテレビ系)を制作。その後、手塚さんは製作総指揮を務めた長編アニメ映画『千夜一夜物語』で、美術・キャラクターデザインの担当者としてやなせさんを抜てき。この映画の大ヒットがきっかけとなり、やなせさんは短編アニメ映画『やさしいライオン』で監督、脚本を務めることになる。

■白鳥玉恵(久保史緒里)→宮城まり子さん

 嵩が作詞し、たくやが作曲した『手のひらを太陽に』を歌う人気歌手として登場したのが、乃木坂46メンバーの久保史緒里が演じる白鳥玉恵。第101回に登場した玉恵は嵩にリサイタルの構成を依頼。さらにのぶ不在の自宅に上がり込むと「嵩さん」と呼び、衣装のデザインも強引に依頼しようとする。

 そんな玉恵のモデルとされているのは、NHK『みんなのうた』で「手のひらを太陽に」を歌った歌手で女優の宮城まり子さん。戦時中に初舞台を踏み芸能人としてのキャリアをスタートした宮城さんは、1950年代には歌手として「ガード下の靴みがき」や「夕刊小僧」などのヒットを連発。また日本初のカラー長編アニメ映画『白蛇伝』に声優として出演。また1960年代には日本初の民間社会福祉施設「ねむの木学園」を設立。慈善活動家としても広く知られている。

■作家集団「独創漫画派」→「独立漫画派」

 手嶌との初対面を経て、漫画家として独立した嵩が所属することになるのが、作家集団「独創漫画派」。そこで嵩は、同じグループの大島コオ(七瀬公)、三浦光雄(池田努)、久里田洋(江原パジャマ)から、アドバイスを得て漫画家としてのキャリアを積むことになる。

 そんな独創漫画派のモデルとされているのが「独立漫画派」。このグループでは、のちに日本酒メーカー「黄桜」のマスコットキャラクター「河童」のデザインでも知られることになる小島功さんや、下町の文化をモチーフにした作品で知られる六浦光雄さん、アニメに進出することになる久里洋二さんらが活躍していた。(文:スズキヒロシ)

引用:『あんぱん』公式インスタグラム(@asadora_ak_nhk)

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『あんぱん』公式インスタグラム

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