あなたはどっち派? リア充『銀の匙』と非リア充『はがない』対照的な青春映画が公開

友達作りの部活動を描いた異色青春エンターテイメント『僕は友達が少ない』と、酪農に夢中な学生たちの日々を描く青春グラフィティ『銀の匙 Silver Spoon』が今年の春に公開される。両作とも注目の若手俳優陣を起用し、それぞれが大ベストセラーを原案に実写映画化しているが、「リア充」と「非リア充」の対照的な青春を描いている点も見逃せない。
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シリーズ累計発行部数622万部を記録した平坂読のライトノベルを映画化した『僕は友達が少ない』=通称“はがない”は、主演に『貞子3D2』『JUDGE/ジャッジ』の実力派若手俳優・瀬戸康史と、『上京ものがたり』『爆心 長崎の空』の演技派女優・北乃きいを迎え、誰もが一度は感じる学生生活の切ない想いを描いた“非リア充”青春映画。金髪ハーフで目つきが悪いことから友達がいない主人公・羽瀬川小鷹(瀬戸)は、クラスメイトの風変わりな美少女・三日月夜空(北乃)に誘われ、友達作りの部活「隣人部」に所属する。
一方、荒川弘の人気漫画を映画化した『銀の匙 Silver Spoon』は、Sexy Zoneの中島健人を主演に迎え、農業高校に通う男子高校生の実習や部活に悪戦苦闘する日々を描く“リア充”青春映画。寮があるという理由で大蝦夷農業高校(エゾノー)に入学した八軒勇吾(中島)は、汗と泥にまみれながら、ときおり突拍子もないことをしでかしながら、青春を精一杯生きていた。だがある日、農業の厳しい現実に直面することになる。
対照的な2作品だが、どちらも人生で一度きりの青春を謳歌する若者たちの等身大の姿を爽やかに描いており、これまでの学生ものとは一線を画するユニークな視点が楽しめる“新感覚”の青春映画と言えるだろう。
『僕は友達が少ない』は2014年2月1日より全国公開。『銀の匙 Silver Spoon』は2014年3月7日より全国公開。