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人気海外ドラマシリーズのスピンオフに異変!? 打ち切りが続くワケとは

海外ドラマ

 だが最近、人気ドラマシリーズのスピンオフに続々と打ち切りの発表が。『プリティ・リトル・ライアーズ』の『Ravenswood(原題)』、『ワンス・アポン・ア・タイム』の『Once Upon A Time in Wonderland(原題)』など、これらはすべてシーズン1で打ち切られ、少し前には『クリミナル・マインド』の『クリミナル・マインド:特命捜査班レッドセル』、『BONES ‐骨は語る‐』の『ザ・ファインダー 千里眼を持つ男』が、ともに13話で終了した。

 「見始めるきっかけとしては、本家との連動性やシンクロ率の高さが必要かと思いますが、その後は、やはり単体で見て面白いかどうか。(本家から)離れたうえでも無理のないストーリーを構築し、本家に頼らず、(本家を)知らない人が見ても大丈夫な内容であること。なおかつ、魅力的なキャラクターのいる作品に人気が集まります。逆に、打ち切られる作品というのは、本家のイメージダウンにつながるようなスピンオフです。所詮は2番手という規模の小ささが見えてしまうとダメでしょうね」。

 確かにそう聞くと、二番煎じ感が否めなかった『クリミナル・マインド:特命捜査班レッドセル』、本家の主人公が産休に入るからと、場繋ぎ的に制作された『ザ・ファインダー~』など、打ち切られるべくして打ち切られた、といった感じだろうか。しかも、「意外とスピンオフは継続のハードルが高くない」とのことなのだ。「基本どのタイトルも“本家越えは難しいだろう”と一般的に思われているので、そもそもの視聴者数の目標値が低くなる」。ただ、日本にスピンオフが入ってきた際には、「知名度が武器になる反面、オリジナルを知らない人が見ても大丈夫と説得するのが難しい」と、関係者はこぼす。

 また、別の関係者も、知名度の利点をあげる一方で、「スピンオフの時点で本家を知らない人が手にとることは少なく、さらに、スピンオフがスタートするころには、本家がシーズンを重ねている。そこをすべて見てもらってからスピンオフへ、という形は至難の業。ある程度の数字は読めても、広がりが見込めないのが、やはり辛い」と漏らす。

 とはいえ、本家のファンにとってスピンオフは面白い企画であるし、今後も『スーパーナチュラル』のスピンオフ『SUPERNATURAL:Bloodlines』、サイバー犯罪をテーマにした『CSI:科学捜査班』のスピンオフ、『NCIS ~ネイビー犯罪捜査班~』のスピンオフ『NCIS:New Orleans(原題)』等、魅力的なタイトルが待機する。その行く末はいかに!?

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