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映画『るろ剣』成功の理由は「原作に寄り添うこと」 大ヒットの裏側を聞く

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原作のスピリットを受け継いで、大ヒットしている実写映画『るろうに剣心』
原作のスピリットを受け継いで、大ヒットしている実写映画『るろうに剣心』(C)和月伸宏/集英社 (C)2014「るろうに剣心 京都大火/伝説の最期」製作委員会

 和月伸宏の人気漫画を佐藤健主演で映画化した『るろうに剣心 京都大火編』が、興行収入47億円を突破。今年公開された実写邦画作品ではナンバーワンとなる大ヒットを記録している。シリーズ完結の後編『るろうに剣心 伝説の最期編』も封切られ、ますます本シリーズが日本中を席巻する中、宣伝プロデューサーの小杉陵さんにヒットの裏側を聞いた。

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 動乱の時代を生きる剣心(佐藤健)の戦いを圧倒的なスケールとアクションで描く本作。漫画原作の実写化への不安を見事に振り払い、2012年8月に公開された前作の興収は30億円を超えた。「30億というのは、我々にとっても成功体験。大きな方針としては、まずは前作を超えなければならないということだった」と小杉さん。

 前作を観て“応援団”になってくれた人を飽きさせない。そして、前作を観なかった人も巻き込まなければその壁は超えられない。剣心と志々雄(藤原竜也)との死闘を綴る「京都編」は、原作ファンに最も愛されているエピソードだが、そんな中、“応援団”の期待値を上げる最大の武器となったのが、キャラクターとピタリとハマった豪華キャスト陣だ。「完成度がものすごく高いですから。キャストの発表はうまく役の写真を使って、トランプのように順番に公開していきました」。

 それは「志々雄への花道だった」という。「剣心は受け身のヒーローなんです。敵が魅力的であればあるほど、剣心が際立つ。とにかく志々雄を格好良く見せることが大事で。2014年は“剣心イヤー”にしようと思っていましたから、徐々にキャストを発表していって、2014年元旦の午前4時40分“シシオ”の時間に合わせて、志々雄が十本刀を従えているビジュアルで、大きく藤原くんのキャスト発表を打ち出しました」。志々雄が、興行界に殴り込みをかけるイメージだ。

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