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リオ五輪・開幕記念! オリンピックにまつわる映画の多彩な切り口

映画

『栄光のランナー/1936ベルリン』場面写真 
『栄光のランナー/1936ベルリン』場面写真 (C)AFLO

 日本時間8月6日、リオデジャネイロ・オリンピックが開幕した。治安の悪さやジカ熱、施設の不備など、ネガティブな話題が先行し、イマイチ盛り上がりに欠けるところは否めないが、選手団や観客の安全をしっかりと確保し、世界中が熱狂する最高にハッピーな大会になることを心から願いたい。そんなワケで今回は、オリンピックにまつわる映画を紹介しよう。

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 オリンピック映画といえば、まず頭に浮かぶのは巨匠・市川崑が総監督を務めた長編記録映画の金字塔『東京オリンピック』(65)。ドキュメンタリーにも関わらず脚本家が存在し、詩人の谷川俊太郎らもそこに名を連ねた異色作。超望遠レンズをはじめ複数のカメラを使い、選手たちの心情表現を重視した演出は、「記録か、芸術か」の論争を巻き起こすほど話題となった。2020年、再び東京オリンピックが開催されるが、パート2の企画があるとしたら、監督は誰がふさわしい?そんなことに思いを巡らせるのもまた楽しい。

 ライバル関係を軸にした物語もまた、オリンピック映画の醍醐味の一つ。第54回アカデミー賞で作品賞をはじめ4部門を獲得した『炎のランナー』(82)は、その最高峰といえるだろう。ギリシャの音楽家ヴァンゲリスが奏でる名曲に乗せて、真のイギリス人になるため勝利に執着するユダヤ系青年と、神のために走る若き牧師という対照的な2人の生き様が感動を呼んだ。

 ライバルがいないどころか、「オリンピックに出るだと?アホか!」という逆境から夢を実現する映画も忘れちゃいけない。『クール・ランニング』(94)はその代表作。雪とはまったく縁のないジャマイカ人がボブスレーに挑戦し、冬季オリンピック(カナダ・カルガリー大会)に出るという破天荒な実話だが、そこにフィクションの要素を盛り込むことで、最高にハッピーでドラマチックな娯楽作に仕上がった。

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