コミカル、シリアスなんでもOK! 岡田将生、作品に溶け込む俳優としての魅力とは?
さらに、平野プロデューサーは過去の記憶を思い起こしてくれた。「2010年に『雷桜』という映画でご一緒した際、堂々とした佇まいの中に、とても繊細で傷つきやすい表情を見せ、大変な新人が現れたという衝撃を受けたんです。その後、モントリオール世界映画祭のディレクターから、『アントキノイノチ』の岡田さんの芝居に対する賛辞で同じようなことを言われたとき、国境を越えても伝わるのだと、彼の魅力を再確認しました」。
では、実際の現場では、どのような感じなのだろうか。「シャイで非常に謙虚。スタッフやキャストを含め、すべてに敬意を持って接しつつも、外見からは想像できないくらい、明るく楽しいナイスガイとして常に役者の中心にいました。あと感じたのは、彼は完全な努力型だということ。自己の中で格闘して、誰にも分からないよう、自分の限界を超えようとしている。そんな気迫が伝わってきましたから」と平野プロデューサーは語る。
どんなものでも演じられる幅の広さに加え、二次元と三次元の間にある壁を違和感なく飛び越えてしまうルックス。これは強い!岡田将生の快進撃はまだまだ続きそうだ。