令和元年、“時代劇ブーム”の予感!? 『居眠り磐音』を皮切りに時代劇映画が続々公開
■『引っ越し大名!』(8月30日公開) 星野源が魅力たっぷりに演じる引きこもり侍
『引っ越し大名!』 (C)2019「引っ越し大名!」製作委員会
映画『のぼうの城』を手がけた犬童一心監督が、土橋章宏の時代小説『引っ越し大名三千里』を実写化。参勤交代をはるかに上回る費用と労力のかかる国替え(引っ越し)を生涯に7回も命じられ、「引っ越し大名」と呼ばれた実在の大名・松平直矩のエピソードを基に、姫路藩の藩士たちがお国の一大事を救うために奮闘する様を描く。引きこもり侍を演じる星野源、幼なじみ役の高橋一生、しっかり者の姫・高畑充希というキャスト陣にも注目が集まる。
■『決算!忠臣蔵』(11月22日公開) 予算に着目した異色の忠臣蔵
『決算!忠臣蔵』にダブル主演する堤真一、岡村隆史 (C) 2019「決算!忠臣蔵」製作委員会
堤真一とナインティナイン・岡村隆史のダブル主演で話題の本作。原作は、東大教授・山本博文による『「忠臣蔵」の決算書』(新潮新書)。忠臣蔵といえば、47人の赤穂浪士たちが主君の無念を晴らすため立ち上がり、宿敵・吉良上野介への討ち入りを決行する美談として知られるが、本作は討ち入りにかかる予算に焦点を合わせた異色の忠臣蔵となっている。脚本と監督は、『殿、利息でござる!』『忍びの国』など数々のヒット作を生み出してきた中村義洋が手掛ける。
2019年はエンターテインメント業界全体で時代劇が盛り上がりを見せている。これまで時代劇を見たことがない人や敷居が高いと感じていた人も、新時代を迎えたのを機に、これらの娯楽作品に触れてみては。
映画『居眠り磐音』は5月17日より全国公開。