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今期ドラマ3本出演 “正統派”なだけじゃない若手俳優・岡田健史の魅力

エンタメ

■主人公的要素が備わっている強み

 何度か本人に取材させていただいたなかで特に印象に残っているのは、現場で彼を取り巻く視線が皆、一様に温かいことだ。「元・高校球児」ならではの体育会の誠実さと、おそらく常に人の視線を浴びてきたであろう経験からくる他者との距離の近さ、親しみやすさのためか。インタビュー・撮影・囲み取材などでは、その場のスタッフが皆、彼の一挙手一投足を笑顔で見守る。しかも、女性たちが熱狂してしまうというよりも、男性記者や男性カメラマンなども女性と変わらず同じ温度で眺め、なんとなく目を細めているのだ。

 これは情報バラエティ番組などでMCやゲストコメンテーターなどが皆、政治や事件の話を硬直した怖い顔でしていた直後であっても、大谷翔平選手の話題になると、瞬時に頬を緩める光景にちょっと似ている。真っすぐさや青さ、真面目さ、素直さの一方で、ちょっとヌケた面や人懐こさがある、いわゆる「オールラウンダー型」の主人公に必要な要素が備わっているタイプだ。まだ粗削りだからこそ、どんどん新たな武器を身に着けていく成長ぶりも楽しみな役者だ。(文:田幸和歌子)

<岡田健史>
1999年福岡県生まれ。2018年10月期ドラマ『中学聖日記』(TBS系)で、有村架純演じる教師と恋に落ちる中学生役で衝撃的デビューを果たす。今年3月公開の『弥生、三月-君を愛した30年-』で映画初出演。 後半は、公開延期になっている綾瀬はるか主演『奥様は、取り扱い注意』(公開未定)をはじめ、雫井脩介のサスペンス小説を堤幸彦監督が映画化した『望み』(10月公開)、綾野剛と北川景子が刑事役でバディを組む『ドクター・デスの遺産‐BLACK FILE‐』(11月公開)、大泉洋主演、福田雄一監督作品『新解釈・三國志』(12月公開)と出演作の公開が続く。さらに、来年は渋沢栄一を主人公にした『青天を衝け』(NHK)で大河ドラマ初出演を果たす。

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