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チャドウィック・ボーズマンさん突然の死から1週間 悲しみ続くアメリカ

映画

43歳でこの世を去ったチャドウィック・ボーズマンさん(写真は2018年)
43歳でこの世を去ったチャドウィック・ボーズマンさん(写真は2018年)(C)AFLO

 チャドウィック・ボーズマンの突然の死から、1週間。アメリカは今も、その悲しみから抜け出せないでいる。

【写真】チャドウィック・ボーズマンさん追悼 『42〜世界を変えた男〜』『ブラックパンサー』など出演作フォト集

 ボーズマンが大腸がんのため亡くなったのは、メジャーリーグの“ジャッキー・ロビンソン・ディ”に当たる先月28日。彼が『42〜世界を変えた男〜』(2013)で演じた、黒人初のメジャーリーグ選手ジャッキー・ロビンソンを讃える日だ。その偶然も、衝撃をさらに大きくした。

 2日後の日曜である30日には、ディズニー傘下のABCが、プライムタイムに『ブラックパンサー』(2018)をコマーシャルなしで急きょ放映。直後には、30分の特別追悼番組も放映された。この2本は、この日のプライムタイムで最高の視聴率を上げている。

 アマゾンでも、ボーズマンの出演映画のDVDやブルーレイの売り上げが急上昇した。8月31日の段階で、トップ15位のうち7本を、彼の作品が占めている。アメリカ最大手のシネコンチェーンであるAMCは、全米300館で『42〜世界を変えた男〜』の再上映を決定。ただし、新型コロナがまだ猛威をふるっているアメリカでは、ロサンゼルスやニューヨークを含む多くの都市でまだ映画館の経営再開が許されておらず、実際に足を運べるファンの数は限定的となる。

 彼の死を受けて、大腸がんのリサーチや患者の支援を行う非営利団体への寄付も急増。一方、ボーズマンの出身校であるサウスカロライナ州のT.L.ハンナ高校は、「チャドウィック・ボーズマン記念奨学金」を創設すると決めた。優秀な生徒が進学し、夢を叶えられるようにするためのもので、ボーズマンの遺族と話し合いながら進めていくという。在校中、ボーズマンはバスケットボール部に所属していたが、当時のコーチは、彼の背番号32は、永久欠番にするべく働きかけているそうだ。

 世界的にはブラックパンサー役で大ブレイクしたが、彼が最初に注目されたのは、ロビンソンの伝記映画『42〜世界を変えた男〜』。故ロビンソンの娘シャロン・ロビンソンは、「彼と父には共通点がたくさんあった。どちらも、自分をヒーローとは見ていなかった。彼らは自分の仕事にベストを尽くそうとしただけ。チャッド(・ボーズマン)は、父のストーリーを完璧に理解していた。父の強さも、自分の意見を持つ人なのに黙っていなければいけない辛さも、それが自分より大きな目的を達成するために必要なのだということも」と語っている。

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