豪華キャストが集結! 『インディ・ジョーンズ』第5弾“今わかってること”まとめ
関連 :
■ヨーロッパ出身の名優が集結
『インディ・ジョーンズ』第5弾撮影中のボイド・ホルブルック (C)Zeta Image
新キャストには、『アナザーラウンド』(2021)のマッツ・ミケルセン、『ペイン・アンド・グローリー』(2020)のアントニオ・バンデラス、『裏切りのサーカス』(2012)などに出演の個性派トビー・ジョーンズ、ドイツ人俳優のトーマス・クレッチマンと、ヨーロッパ出身の俳優が顔をそろえる。それぞれ、詳しい役柄についてはまだ明らかになっていないものの、実力派の彼らがインディと相まみえると思うと…想像はどこまでも膨らむ。ほかに『ザ・プレデター』(2018)のボイド・ホルブルックらが出演する。
インディ・ジョーンズ(ハリソン・フォード)&マット・ウィリアムズ(シャイア・ラブーフ) 映画『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』(2008) 写真提供:AFLO
また、第1弾と第3弾でインディの頼れる友人、エジプトの発掘王サラーを演じたジョン・リス=デイヴィスや、第4弾に登場の上司ディーン・チャールズ・スタンフォース学部長役のジム・ブロードベントも復帰に意欲的だそう。前作でインディの息子マット・ウィリアムズを演じた、シャイア・ラブーフは出演しない見込みだ。
■スピルバーグに代わり監督を務めるのは
『インディ・ジョーンズ』第5弾のメガホンを取るジェームズ・マンゴールド (C)AFLO
これまで4作品でメガホンを取ったスピルバーグに代わり監督を務めるのは、『フォードvsフェラーリ』(2020)や『LOGAN/ローガン』(2017)、アクションコメディ『ナイト&デイ』(2010)のジェームズ・マンゴールド。名匠からのバトンタッチに、ファンからは疑問の声が上がったが、「君たちを満足させられるか分からないけど、僕とチームは良い作品を作ってノックアウトさせるつもりだ」「もしかしたら、みんなを満足させるかもしれないよ。古き良きハリウッド映画が大好きな僕に映画作りをさせてほしい。仕上がりを見て判断してくれよ」とツイート。これは期待が持てそうだ。
また、耳にしただけでワクワク感がよみがえるあのテーマ曲を手掛けた作曲家ジョン・ウィリアムズも続投するとのこと。
■舞台は60年代、米ソ宇宙開発競争時代?
何より気になるのはストーリー。『クリスタル・スカルの王国』から随分経ち、インディはどうしているのか。
『インディ・ジョーンズ』第5弾のフィルムセットの様子 (C)Zeta Image
まず撮影が開始したばかりの6月、英ノース・ヨークシャーのロケ地にて、ナチのマークを付けた機関車がキャッチされている。『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』(1981)や『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』(1989)と同様に、新作でもインディはナチ相手に死闘を繰り広げることになるのかもしれない。だが、そう決めつけるのは危険そうだ。
さかのぼること1月、マンゴールド監督が「関わっている映画の舞台なので、気分的には今60年代のニューヨークに生きている」とツイート。また7月には、英グラスゴーにて、アポロ11号の帰還を祝うパレードのシーンを撮影していたと報道されている。アポロ11号が月面着陸を成し遂げ、ニューヨークで祝賀パレードが行われたのは1969年。『クリスタル・スカルの王国』の舞台が1957年だったことを考えると、舞台は60年代で、ナチのシーンはフラッシュバックと考えるのが妥当そう。米ソ間の宇宙開発戦争が関係するかもしれない。
■2022年夏を待つべし!
これまで幾度となく公開延期が決まっている本作だが、全米公開は2022年7月29日と発表された。ハリソンのケガや、ノロウイルスによる中断など、懸念材料はあるものの、彼の離脱中も彼の出演しないシーンの撮影を進めていたことや、公開予定日が余裕を持って設定されたことを考えると、間に合うと見られている。来年夏、今度こそ、インディの新たな冒険を観ることができそうだ。(文・寺井多恵)