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ハリソン・フォードがリヴァー・フェニックスを指名 『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』製作秘話

映画

関連 :

ハリソン・フォード

リヴァー・フェニックス

ショーン・コネリー

スティーヴン・スピルバーグ

■リヴァーはハリソンの指名

 この役にリヴァーを選んだのは、主演のハリソン・フォード。ハリソンとリヴァーは、3年前の『モスキート・コースト』で共演していた。また、ハリソンは、その年齢だった頃の自分に最も似ているのはリヴァーだと思ったとのこと。『モスキート・コースト』と同じ年に公開された『スタンド・バイ・ミー』で大ブレイクを果たし、その後、『マイ・プライベート・アイダホ』など小粒なドラマで活躍していったリヴァーのキャリアを振り返ると、製作予算4800万ドル(約53.7億円)の『最後の聖戦』は最大規模の出演作だ。

『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』(1989)若き日のインディ役はリヴァー・フェニックス 写真提供:AFLO
 そのオープニングシーンから示唆されていたように、インディは父に対してやや複雑な感情を持っている。そんなことを気にもせず、わが道を行くタイプであるヘンリーとインディのやりとりは、ユーモアとハートがあって面白い。実は、このふたりの会話は、クレジットはされていないが、著名な劇作家トム・ストッパードによって書かれたものだ。ストッパードは、シリーズ4作目『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』の脚本にも貢献している。

■来年夏には待望の5作目が公開

 その4作目が公開されたのは、『最後の聖戦』から19年後。ルーカスは、『最後の聖戦』で映画は終わりにしようと思っていたが、テレビシリーズ『インディ・ジョーンズ/若き日の大冒険』を手がけるうちに、1950年代を舞台にするというアイデアが湧いてきた。しかし、ハリソンがそれを気に入らず、話はそこで終わってしまう。そんな中でも、スピルバーグは娘からしょっちゅう「インディ・ジョーンズの映画はもう作らないの?」と聞かれ続け、2000年、ハリソンがアメリカン・フィルム・インスティチュートから賞を授与されるセレモニーでスピルバーグ、ルーカス、フランク・マーシャル、キャスリーン・ケネディが顔を合わせると、一気に話が盛り上がることに。4作目にもコネリーを出したいという希望はあったが、コネリーはすでに引退していたことから、叶わず。だが、今度はインディ・ジョーンズの息子役としてシャイア・ラブーフが登場し、父と息子のコンセプトは引き継がれている。

『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』(2008)のハリソン・フォード、シャイア・ラブーフ
 それからさらに14年を経て、来年夏には待望の5作目が公開になる。映画はまだ撮影中で、正式タイトルは未定、ストーリーの設定も明らかにされていない。ラブーフは出演せず、新たにマッツ・ミケルセン、フィービー・ウォーラー=ブリッジ、アントニオ・バンデラスが出演する模様。この映画が北米公開される7月29日、ハリソンは80歳になっている。今度こそこれが最後かと思われるが、もちろん、それはわからない。インディ・ジョーンズが暴れ回るのを見たいと願うのは、スピルバーグの娘だけでなく、世界中にたくさんいるのだ。(文:猿渡由紀)

 金曜ロードショー『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』は日本テレビ系にて10月1日21時放送。

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