濱田岳、『マイファミリー』難役は「しょいきれない」 “サイコパス”にならないよう細心の注意
今回、多くのシーンをともにした二宮、多部、賀来とは同世代になる。「皆さんとそれぞれに過去に共演経験があったので、またご一緒できることは素直にうれしかったです」とはにかみ、「日曜劇場という枠の重圧を感じていましたが、皆さんの言わずもがなのパワーが、『みんなとなら頑張っていける』と早々に思わせてくれて安心しましたし、僕も頑張ろうと思えたんです」と感謝する。
なかでも、主演の二宮については、「ただただすごいですね。スイッチを切り替えるスピードが早いし、国民的スターの度胸と言いますか、ちょっとやそっとじゃぶれない安定感もあります。みんなのことを気配って、現場の雰囲気を良くしてくださっているのは間違いなくニノさんですね。また、形容しがたいオーラがあり、ただ優しいお兄ちゃんなだけじゃない空気感を出してくれているので、みんなもだれずに真摯に作品に向かえてるんじゃないかな。チャンピオンの貫録と言いますか、僕が全力で飛びかかれるように構えてくれていて。ニノさんの背中にすごく引っ張ってもらってると感じます」としみじみ明かしつつも、「みんな仲良しなので、現場では賢人と一緒にずっと僕のこといじってきます。大変なセリフ量なのに、あの2人はどうでもいいことを言ってくるんですよ」とニヤリ顔で現場の様子を報告してくれた。
日曜劇場『マイファミリー』に出演する濱田岳 (C)TBS
今夜放送される第8話では、さらなる真実が判明し、ついに最終章を迎える。「8話では、ひとまずは皆さんのモヤモヤを、東堂が自ら解消してくれると思いますが、なんせまだ8話。我々のドラマはこれだけでは終わりませんので、引き続きよろしくお願いしますという気持ちです」とアピールし、「なぜ東堂という悲しきモンスターが生まれたかは、8話を見るだけで分かるくらい、すごく頑張りました。なので、気分はオールアップしています」と晴れ晴れした表情を見せた濱田。東堂がどんな思いを抱えながら、行動してきたのか――。濱田の熱演をテレビの前で見届けたい。(取材・文/高山美穂)
日曜劇場『マイファミリー』は、TBS系にて毎週日曜21時放送。