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『カムカムエヴリバディ』で「かわいい」と話題になった羽瀬川なぎ 女優のきっかけは高校卒業後に自ら応募「遅めのスタート」

エンタメ

■舞台『ON AIR ~この音をキミに~』は「初めての経験が詰まっている」



――舞台『ON AIR ~この音をキミに~』では、男気あふれる主人公・桜木真の妹・鈴を演じられます。

羽瀬川:主人公の真は、男気があってパワフルな男性です。その力によって登場人物それぞれの心に変化をもたらしていくんですが、そういった物語から、日常の大切さとともに、誰もがいろいろな事情や思いを抱えていて生きているんだということが浮かび上がってきます。私は“目が見えない”という役柄で、歌を歌うシーンもあったりと、結構緊張しています。

――事前にどのようなレッスンをされているのでしょうか。

羽瀬川:ボイストレーニングに通ったり、視覚障害のある役柄ということで、「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」という、真っ暗闇の空間の中で白杖を持って進むイベントを体験したりしています。私にとって、初めての経験が詰まっている舞台でドキドキしていますが、舞台はみんなで作り上げていくものなので、いいチームワークができるといいなと楽しみにしています。


――町のラジオ局が物語の軸となる舞台ですが、普段ラジオは聴きますか?

羽瀬川:いろいろな番組を聴いていて、交通情報や天気予報、ニュースなど、生活情報のほとんどをラジオで得ています。

――羽瀬川さんは現在24歳ですが、その年齢でラジオ中心の生活をしている人は珍しいかもしれません。

羽瀬川:小さな頃から朝起きると流れているのはラジオでしたし、部活をやっている頃は、朝6時にラジオで流れてくる音楽が家を出る合図だったりと、もはや日常の一部でした。母がラジオ好きだった影響だと思いますが、カセットにラジオを録音して聴いていたりもしました。周りにはカセットテープのA面、B面を知らない方も多いと思います。だからこそ、今回ラジオに関係した舞台に出演することができて、ものすごくうれしいです。母もものすごく喜んでくれました。

――こうしてお会いしてみると、羽瀬川さんはとても快活で、楽しいお話がどんどん出てきます。大人しく見られたり、イメージとギャップがあると言われたりすることはありますか?

羽瀬川:そう言っていただくこともあります。いつか私の素顔を目にしていただく機会があったら、実際の羽瀬川なぎを見て確かめてもらえたらうれしいです!

(取材・文:成田おり枝 写真:松林満美)

 舞台『ON AIR ~この音をキミに~』は新国立劇場 小劇場にて7月28日〜8月7日、京都劇場にて8月13日、14日に上演。

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