クランクイン!

  • クランクイン!ビデオ
  • クラインイン!コミック
  • クラインイン!トレンド

  • ウェブ全体を検索
  • このサイト内を検索

Ado、『ONE PIECE FILM RED』歌姫・ウタの「人間くさいところは自分と似ている」

アニメ

■各アーティストの方々の個性を取り入れたらどうなるか…その挑戦が面白かった


『ONE PIECE FILM RED』より歌姫ウタ(C)尾田栄一郎/2022「ワンピース」製作委員会
――歌姫・ウタが歌う楽曲は、個性豊かな7組のアーティストが楽曲提供をされています。初めてそれぞれの曲を聴いた時の印象は?

Ado:『ONE PIECE』らしいと感じた楽曲もあれば、“歌姫でもこういうジャンルの歌を歌うんだ”って驚いた楽曲もありました。例えばFAKE TYPE.さんが「ウタカタララバイ」という曲を提供してくださったんですが、FAKE TYPE.さんはメジャーな存在でありつつ、ネットシーンでも積極的に活動されているんですね。ネットユーザーにも人気ですし、純粋に私も楽曲のファンでリスナーでもあったので、「この作品で一緒にお仕事ができるんだ!」という驚きがありました。それと、Vaundyさんの「逆光」は激しい怒りを描いたロック調の楽曲なので、こういう曲を歌うウタは新しい歌姫なんだなって思いました。

――さまざまな楽曲を歌うのは、楽しさもありつつ、苦労された部分もあったと思います。

Ado:「逆光」は私が得意とするような楽曲で歌いやすかったです。澤野弘之さんに提供していただいた「Tot Musica」は、私自身が体験したことのない世界観でしたが、歌いがいがありました。難しかったのは折坂悠太さんが提供してくださった「世界のつづき」と秦 基博さんの「風のゆくえ」のバラード。普段、バラードはAdoの曲やプライベートで歌う曲も含めてあまり歌わないんです。曲にマッチしない強い歌い方をしてしまうこともあるので、避けてきて…。でも今回、バラードを歌わせていただいたことで、自分の表現の幅が広がったなと思います。見せつけるような強さじゃなく、誰かの支えになるような強さを描くには、この2曲は映画の中でも欠かせない楽曲だと思います。

――レコーディングでこれまでとの違いはありましたか?

Ado:レコーディングについては、いつものスタイルと同じように収録させていただきました。スタジオに自分のパソコンを持っていって、マイクをつなげて完全にひとりの空間で録るので、 自由に私なりに表現させていただきました。方法としては同じですが、今回はウタの曲なので、事前に台本などを読み込み、監督からもその時々のウタの感情をレクチャーしていただいてから挑みました。

『ONE PIECE FILM RED』より歌姫ウタ(C)尾田栄一郎/2022「ワンピース」製作委員会
――各アーティストの個性がにじみ出た楽曲をAdoさんの歌唱で聴くことができることも楽しみですね。Mrs. GREEN APPLEさんの「私は最強」は、Mrs. GREEN APPLEさんらしいメロディーが光っていますよね。

Ado:いろいろなジャンルの楽曲を歌わせていただいたことはすごくうれしかったですね。頂いたほとんどのデモが、それぞれのアーティストさん自身が歌われていました。そこで、それぞれのアーティストの方々の個性を取り入れたらどうなるかなと、いろいろ考えながら歌わせていただきました。そういう挑戦が面白かったです。

――中田ヤスタカさんが手掛けた「新時代」は、主題歌にふさわしく非常に意味深い曲だと実感しました。曲だけを聴いた時と、映画を観た後で聴くのではまた違った響き方になりそうですね。

Ado:そうなんですよ! 映画を観ないで聴くのと、映画を観た後に聴くのとは全然違います。後で聴くと、作品のすべてをこの曲が語っていることに気付くんですね。ホントに映画を観ないと伝わらないです!

次ページ

■劇場でウタを堪能してほしい

2ページ(全3ページ中)

この記事の写真を見る

関連記事

あわせて読みたい


最新ニュース

  • [ADVERTISEMENT]

    Hulu | Disney+ セットプラン
  • [ADVERTISEMENT]

トップへ戻る