『舞いあがれ!』赤楚衛二、生まれは大阪 「関西弁ヘタやなぁ」と言われないように
現在放送中の連続テレビ小説『舞いあがれ!』(NHK総合/毎週月曜〜土曜8時ほか)で、ヒロイン・岩倉舞(福原遥)の幼なじみ・梅津貴司を演じているのが話題作への出演が続く赤楚衛二だ。初めての朝ドラ出演となる彼に、自身の役柄のことや、関西弁での演技、さらに物語の舞台でもある“大阪”について話を聞いた。
【写真】現在28歳の赤楚衛二、爽やかな撮り下ろし写真特集(11枚)
■貴司の“感性”や“行動”は理解できる
「今日は五島の帽子を被りながら参加させていただきたいなと思います。短い時間ですがどうぞよろしくお願いします」と笑顔で取材場所にやって来た赤楚。彼は“GOTO ISLANDS”と本作の舞台の1つである五島列島の文字がデザインされたキャップを被っていた。
『舞いあがれ!』は、主人公の舞がものづくりの町・東大阪と自然豊かな長崎・五島列島という“2つの故郷”で、周囲の人々との絆を育みながら夢に向かっていく姿を描く物語だ。本作で赤楚が演じる貴司は、東大阪のお好み焼き屋「うめづ」の一人息子。舞にとって心のオアシスのような存在になる心優しい青年だ。
――初めてとなる連続テレビ小説への出演が決まったときの心境は?
赤楚:僕も学生時代には通学前に見ていましたし、僕のおじいちゃんやおばあちゃんも見ていますので、老若男女問わず見られる作品に携わることができるのがうれしいです。
――ちなみに赤楚さんがご覧になっていた朝ドラ作品についても教えてください。
赤楚:一番ドンピシャで見ていたのが『あまちゃん』(2013)です。あの作品が放送されているときは、学校でも家でもみんな「じぇじぇじぇ!」と言っていましたね。
――本作で演じられる貴司という青年はどんな人物ですか?
赤楚:東大阪にある「うめづ」というお好み焼き屋に生まれた青年です。自分と向き合うことが好きな性格で、詩や本に出合うことで、自分が本当にしたいことを深く考えていくというキャラクターですね。
――貴司に共感できるところはありますか?
赤楚:貴司は世間で“普通”や“当たり前”と思われていることに違和感を抱えるんですが、そんな中で少し“生きづらさ”も感じてしまう。そこから詩や本と出合って、自分が抱える漠然とした思いに当てはまる言葉を集めていく。彼の感性や行動というのは理解できますね。