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中川大志、“武士の鑑”から“DQNチャラ男へ”驚異の振り幅 コントが大きな経験に

映画

■「期待には絶対応じられるんだ」という強い思いで進む俳優道

 主人公・日野三春を演じた吉沢亮とは、2014年に放送された連続ドラマ『水球ヤンキース』(フジテレビ)でガッツリと共演している。クランクイン前に2人で会ったという中川は「次一緒ですね」と話をして、カイザーというキャラクターを演じる不安を吉沢に告白したという。すると吉沢は「この映画はカイザーに全部かかっているよね」とすごいプレッシャーをかけられたという。

映画『ブラックナイトパレード』場面写真(C)2022「ブラックナイトパレード」製作委員会 (C)中村光/集英社
 中川は「まあ吉沢くんなりの冗談だと思うのですが、年齢を重ねて久々に一緒にお芝居ができて、しかもしっかりふざけられたというのはうれしかったです」と笑うと「10代だった当時と基本的には変わっていないんです。居心地の良さとか波長が合う感じとか…。でもあの頃とはスタッフさんへの接し方とか、現場の居住まいとかが変わってきている。それは現場を重ねて、作品に対する責任感も大きくなってきたからだと思うんです」と変化を述べる。

 特に完成した作品を観たとき「やっぱり吉沢くんも真ん中に立つことが多くなってきて、なにかを背負っているような大きなものを感じました。それはもちろん、僕にもあると思います」と“いま”の2人の立ち位置を説明する。


 作品の入り方も変わってきた。「作品にもよりますが、やっぱり準備にかける時間は年々大きくなってきています」と語ると、本作についても「アッパーでテンションが高いだけではつらいキャラクター。その背景をどこまで落とし込めるか」と徹底的に役と向き合った。

 「10代のときは、俳優という仕事にずっと自信が持てなかった」と語った中川。上記のように作品への向き合い方が変わってきたことで「いまはどんなに回り道をしても時間がかかっても、監督やプロデューサーさんたちが託してくれた期待というものには、絶対に応じられるんだという思いでやっています」と自信をのぞかせる。

 「どんなことがあっても成立させる」。中川の強い意志が、本作のカイザーというキャラクターにもしっかりと反映されているように感じられる。まだ24歳、末恐ろしい俳優だ。(取材・文:磯部正和 写真:松林満美)

 映画『ブラックナイトパレード』は全国公開中。

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