中島裕翔「俺、こんな顔してたんだ」 新境地で見つけた“自身のダークでダーティーな姿”
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――マンホール内はとても凝ったセットになっていましたね。実際にお芝居されてみて、感動したポイントはありましたか。
映画『#マンホール』より(C)2023 Gaga Corporation/J Storm Inc.
中島:全部です! 本当にリアル…と言っても本物のマンホールの中は見たことがないんですけれど(笑)。全部がとてもリアルで、ずっといると本当に陰鬱な気持ちになる。それが気持ちを作る上での1つの要素になっていたので、美術さんの素晴らしい物作りの力を借りながらお芝居ができました。自分が本当にマンホールの中にいるんだって信じられるくらい、丁寧に作り込まれていて。これは男心なのかもしれませんが、ちょっと汚いところに照明が加わると、すごくかっこよく見える。地面もそうですし、岩とかコンクリの汚れが溜まってるところとか、ハシゴとか、細部に渡って本当に“輝いているな”と思いました。
――質感に関しては、とてもセットとは思えないくらいのリアルさを感じました。
中島:見た人が、自分もマンホールの中に閉じ込められているという気持ちになるセットだと思います。
――劇中では生き物も映っていましたが、撮影のときは苦労されましたか。
中島:ミミズやトカゲは数少ない共演者だったので仲良くしていました。もちろん用意した虫もありましたが、セットの近くにいたトカゲを捕まえて監督が「これ、出演させよう」みたいなこともありましたね。
――エキストラというわけですね。
中島:そうなんですよ。野生味あふれる芝居で出演してくれました。
――熊切監督との仕事はいかがでしたか。
映画『#マンホール』より(C)2023 Gaga Corporation/J Storm Inc.
中島:すごく刺激的でした。作っている作品のイメージから寡黙な方を想像していましたが、そんなことはなかったです。僕の芝居が良かったら「すごい良かったよ」と褒めてくださいますし、自分でもイマイチだと思ったときは「もう1回やってみようか」と言ってくださる。そして現場では監督が1番楽しそうにしていました。こんなに汚いところを子どもみたいに笑いながら撮っている。無邪気でかわいらしくもあるのですが、その純粋さが逆に怖かったですね(笑)。
――1番褒められたシーンを教えてください。
中島:ダンスをやっているので、体の動かし方は「さすがだね」と言ってもらいました。自分ではあまり意識していませんでしたが、とにかく外に出ようという気持ちで動いていたらキビキビしていたみたいで。「マンホールの中の川村という画に動きをつけてくれてありがとう」と言っていただきました。
■脱出したかった“3ヵ月”のロングラン公演
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