クランクイン!

  • クランクイン!ビデオ
  • クラインイン!コミック
  • クラインイン!トレンド

  • ウェブ全体を検索
  • このサイト内を検索

中島裕翔「俺、こんな顔してたんだ」 新境地で見つけた“自身のダークでダーティーな姿”

映画

関連 :

Hey! Say! JUMP

中島裕翔

■脱出したかった“3ヵ月”のロングラン公演

――脱出がこの映画のキーワードになっていたと思いますが、中島さん自身これまでに脱出したいと思った出来事はありましたか。

映画『#マンホール』より(C)2023 Gaga Corporation/J Storm Inc.
中島:昔、帝国劇場で『JOHNNYS’ World‐ジャニーズ・ワールド‐』という舞台を3ヵ月間やっていました。毎日同じところに通って楽屋の顔ぶれも変わらない中で、ノロウイルスとかインフルエンザが流行って人がどんどん倒れていく。代役で間を埋めていくのですが、もうしんどくて、さすがに「3ヵ月はちょっと長いぜ」と思い、脱出したかったです。でもその時に長く続けることで、モチベーションのキープの仕方というものを学べたと思っています。

――実際、どのように工夫したのでしょうか。

中島:舞台は生モノなので、毎日ちょっとずつ違うことが起きるんですよ。そういうのが楽しみの1つではあったので、余裕が出てきたら他のメンバーとちょっとアドリブを入れてみたりしました。今も、ライブで中盤になると曲の中で目配せが増えるんです。生だからこそできることだと思うし、小さな変化を付けることがそれぞれのモチベーションの保ち方なんだと思いましたね。また、そういう小さな変化に気づいて楽しめるのは大事なことかもしれません。ふざけあったりする姿を見てファンの人が喜んでくれたらうれしいですし、自分たちも変化を出すことによってモチベーションをキープできるので。

――この映画が公開されるとき、中島さんは30歳になりますが、節目の年に向けてビジョンなどがあれば聞かせてください。

映画『#マンホール』より(C)2023 Gaga Corporation/J Storm Inc.
中島:この『#マンホール』でやった役を皮切りに、ダークな役を増やせたら面白いかなと思っています。今まで好青年の役が多かったので、どちらもできるといいですね。この映画の川村も振り幅が広い役ですが、そういう役をたくさんできるようになっていきたいと思います。

――自身が演じた川村をご覧になっていかがでしたか?

中島:全然意識してなかったので「俺、こんな顔してたんだ」と思いました。特に終盤に向けて本能むき出しのダークでダーティーなところが出てくるのですが、そこでこんな怖い表情をしていたんだと。この職業は、いろいろな方のニーズに合わせて自分を提供する立場の仕事だと思っています。だからこそ自分のプランを持ち、セルフプロデュースをするわけですが、それが想定内や予定調和につながってしまう。でもこの映画では、自分でも初めて見る姿を出すことができたので、僕自身すごくうれしかったです。作品にのめり込めていたんだなと実感しました。

――俳優として新たに見えたものはありましたか。

中島:僕らのようなアイドルは、普段の活動ではずっと好印象でいるべきだと思うんです。そういう意味では人間の醜いところや本能を抑えて生活しています。だから、それを引き出すのは少し大変でした。でも、こういう引き出しが自分の中にちゃんとあるんだと思ったときに、人間なんだなって思えましたね。もちろんそれは自分が作ったものだけじゃなくて、関わっているスタッフさん、セットや照明、雨を降らしてくださる方、監督だったりと、その環境を用意してくださっている方のおかげです。衣装やメイクももちろんそうですし、そういった部分で自分の“なりきること”が構成されていると思うので。僕だけの力じゃなくて、皆さんに助けていただていることに、毎回感謝しています。(取材・文:Nana Numoto)

 映画『#マンホール』は全国公開中。

3ページ(全3ページ中)

この記事の写真を見る

関連記事

あわせて読みたい


最新ニュース

  • [ADVERTISEMENT]

    Hulu | Disney+ セットプラン
  • [ADVERTISEMENT]

トップへ戻る