SixTONES・ジェシー、狂気の陸軍大尉を怪演 真逆なキャラクター挑戦に感じた役者業の面白さ
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バラエティ―番組で見せる明るいキャラクターはもちろん、ドラマ、映画など俳優としても高い評価を受けるSixTONES・ジェシー。今年は、初のドーム公演を成功させ8月30日には新シングル「CREAK」をリリースするなど勢いが止まらないグループ活動と並行して、4年ぶりの実写映画出演となった『劇場版 TOKYO MER〜走る緊急救命室〜』、主演ミュージカル『ビートルジュース』と、個人活動も充実期を迎えている。8月11日に公開される映画『リボルバー・リリー』では、パブリックイメージとは真逆な極悪非道な陸軍大尉役を怪演。実は“緊張しい”だという彼に、本作で演じたキャラクターへの思いや、共演の綾瀬はるからの印象などを聞いた。
【写真】狂気に満ちた陸軍大尉を熱演するジェシー
◆誠実な研修医から狂気に満ちた陸軍大尉へ 役者業の醍醐味を体感
綾瀬はるかが“史上最強のダークヒロイン”という新境地を開拓し、圧倒的な存在感を放つ本作は、長浦京の同名小説(講談社文庫)を原作に、東アジアを中心に3年間で57人の殺害に関与した元敏腕スパイ・小曾根百合の活躍を描く。行定勲監督がメガホンを取り、長谷川博己、羽村仁成(Go!Go!kids/ジャニーズJr.)、野村萬斎、豊川悦司ら豪華キャストが顔をそろえた。
ジェシーが演じるのは、陸軍大尉・津山ヨーゼフ清親役。綾瀬演じる百合と羽村演じる命を狙われる少年・慎太を執拗に追い詰める、狂気に満ちたキャラクターだ。
今回の出演にジェシーは「行定監督作品で、綾瀬さん、長谷川さんが共演される。そんな作品に僕を選んでいただけたというのはとてもうれしかったですね。絶対にカッコいい作品になると思いました」と語る。撮影は『劇場版 TOKYO MER〜走る緊急救命室〜』、ドラマ『最初はパー』と同時期だったそうで、ハードスケジュールを見たSixTONESのメンバーからは「大変そうだね」と声をかけられたと笑う。
映画『リボルバー・リリー』場面写真 (C)2023「リボルバー・リリー」フィルムパートナーズ
演じる津山というキャラクターは、テレビ番組などでギャグを連発し周囲を明るくするジェシーとはかけ離れた人物だ。演じるうえでの思いを聞くと、「逆にはっきり違ったのでやりやすかったですね。普通の役の方が難しい。役としての印象を残すには、これくらい見た目も声もかけ離れていたほうがやりやすいかもしれません」と語る。「昨日は『MER』で人を救い、今日は津山として人をたくさん殺す…。振れ幅が大きくて、役者さんとしてのお仕事の面白味も感じました(笑)」。
先行して解禁された場面写真では、黒髪でさすがのスタイルで軍服を着こなしたジェシーの姿が話題を集めた。「着てみたら、“カッ”と気持ちが入りました」と笑い、「髪の毛もそうですし、銃を持ったりと、衣装や小道具にも役作りを助けられましたね」と告白。行定監督はジェシーから津山というキャラクターについて積極的に提案を受けたと語っていたが、「声や話し方、座っている姿勢など、ほんと細かいところだけですよ」と謙遜。「実直な印象で現場でも物静かに佇んでいた」との監督のジェシー評も伝えると、「緊張しいなので、この現場に限らず、他の現場でもそんな感じです。自分のセリフがないときはしゃべるじゃん!とよく言われます(笑)」とおどけてみせた。